Jan 07, 2022 news

映画『マークスマン』で最強の“元狙撃兵”を演じるリーアム・ニーソンのロングインタビュー映像が公開

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アカデミー賞ノミネートの実力を誇る演技派アクターであり、年輪を刻みながらも、アクション俳優の地位も確立した“最強イケオジ系俳優”リーアム・ニーソン。そんな彼が“最強の元狙撃兵”として凶悪な麻薬カルテルと全面抗争を繰り広げる最新作で、全米で2週連続のナンバーワンヒットを飛ばした映画『マークスマン』。

主演俳優リーアム・ニーソンの超貴重なロングインタビュー映像が公開された。麻薬カルテルから命を狙われる孤独なメキシコ人少年ミゲルを演じた11歳の子役ジェイコブ・ペレスをリスペクトする様や、リアリティを追求するために読書でイメージトレーニングする役作り方法など、舞台裏がリーアムの口から語られる。

現在69歳のリーアムは、本作が長編映画デビューとなる撮影当時11歳のジェイコブ・ペレスをリスペクト。「彼は経験が少ないが、表情が実にすばらしかった。瞳の奥に悲しみが宿っている。年齢に合わない経験を積んでいるように感じる。ジェイコブから多くのことを学んだよ。彼の意識がすばらしい。非常に感傷的なシーンに挑む時でも、落ち着き払っていた。実にありのまま演じていて演技してないかのようだった」と天才子役だったと太鼓判を押す。

リーアムは長いキャリアの中でジェームズ・キャグニーによる「部屋に入ったら役に没入しありのまま話せ」、ロバート・デュヴァルによる「演技とは聞くこと」という格言を胸に演技を続けているという。しかし天才子役ジェイコブに刺激を受けた結果「その経験を離れて、ただ彼の声に耳を傾けた。セリフがない場面も多かったから、なおさら言葉に集中した」とメソッドを変えて今作に臨んだという。

アクション映画への出演が近年際立つリーアムが今回演じたのは、元凄腕狙撃兵のジム。戦争の英雄である一方、心に傷を抱えるナイーヴな男でもある。役作りについては「ただひたすらたくさん本を読んだ。戦争体験と向き合っている退役軍人の話だよ。忘れられた戦争である朝鮮戦争やベトナム戦争の軍人だ。有名なアメリカの狙撃手の話もいくつか読んでみた。ベトナム戦争に参加した人だ。読んで感銘を受けた」と戦争に従事した人たちに関する書物を通してリアルなイメージを膨らませた。

監督のロバート・ロレンツは、長年にわたってクリント・イーストウッド監督作品に携わった弟子、として知られている。それだけに「脚本を読んでクリントが1980年代初期に撮りそうな映画だと感じた。ロバートの撮影スタンスもクリントに似ていた。とても落ち着いていて物静か。撮影中に重圧を感じなかった。クリントが監督の時もそうだ」とイーストウッドマインドを感じながらの撮影となったよう。

映画『マークスマン』は、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中。

作品情報
映画『マークスマン』

愛妻に先立たれ、メキシコ国境付近の町で牧場を営みながら愛犬と暮らす元海兵隊の腕利き狙撃兵、ジム・ハンソン。ある日、メキシコの麻薬カルテルの魔の手を逃れ、越境してきた母子を助けたことから、彼の運命は大きく変わり始める。カルテルに撃たれた母親は、ジムに11歳の息子ミゲルを託して絶命した。ミゲルをシカゴに住む親類のもとに送り届けてほしい・・・日々の生活に手いっぱいのジムだったが、仕方なくこれを引き受ける。一方、米国に侵入したカルテルは執拗に彼らを追撃。迫りくる危機に、ジムは必死に抵抗する。果たして彼は、ミゲルを守り、シカゴにたどり着くことができるのか?命を懸けた戦いの火ぶたが、切って落とされた。

監督・脚本・製作:ロバート・ロレンツ

出演:リーアム・ニーソン、キャサリン・ウィニック、フアン・パブロ・ラバ、テレサ・ルイス、ジェイコブ・ペレス

配給:キノフィルムズ

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公開中

公式サイト marksman-movie.jp