Aug 10, 2022 news

永野芽郁、圧倒的新境地「あんたがいない世界で、どうやって生きようか」奪った親友の遺骨とふたり旅 映画『マイ・ブロークン・マリコ』予告映像公開

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平庫ワカによるコミック「マイ・ブロークン・マリコ」(BRIDGE COMICS/KADOKAWA刊)が、主演に永野芽郁を迎え、タナダユキ監督のメガホンで映画化する。この度、その予告映像が公開となった。

原作は、2019年にWEBコミック「COMIC BRIDGE」で連載されるやいなや毎話SNSでトレンド入り。翌年出版された単行本は即重版が決定するなど、爆発的な反響を呼んだ。

また「この漫画がすごい!2021年オンナ編」第4位にランクインしたほか、2021年に文化庁が主催するメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、ほぼ無名に近い新人作家の初連載作にも関わらず、異例の快挙を成し遂げた話題作だ。

映画『マイ・ブロークン・マリコ』では、タナダ監督の力強さと繊細さを兼ね備えた演出に、永野芽郁のこれまでのイメージを大胆に覆す役柄と演技。そして原作の持つ物語の力がひとつになり、人間の儚さと逞しさが優しく熱をもって描かれる。

この度、公開となった予告映像の内容は、シイノ(永野芽郁)の鋭い視線の先にある、親友の遺骨。その親友マリコ(奈緒)を学生時代から虐待し続けた父親(尾美としのり)から遺骨を強奪し、大絶叫、包丁を突きつける怒涛の展開から始まる。

「シイちゃんとずっと一緒にいる」と笑顔ながらも、顔の傷跡が痛々しいマリコとの思い出を胸に「今度こそ私が助ける」とマリコの遺骨を抱え、シイノは走り出す。

マリコの「私ぶっ壊れてるの」の言葉をはじめとして、2人の過去が思い出され、ひとり取り残されてしまったシイノが押し潰されそうになるなか、シイノが思い出したのは「ねぇねぇ、シイちゃん、行ってみたいね。」と“まりがおか岬”のポスターを笑顔で指差すマリコの姿だった。

牛丼をたいらげ「だから行こう、ふたりで」と優しく笑いかけるシイノ。シイノにとって“たったひとりの友”であるマリコのための道中は前途多難で、引ったくりに遭遇、さらに、マキオ(窪田正孝)に怒鳴る姿も。

「アタシ、何度もあの子のことめんどくせぇって」と思いながらも「私には正直あんたしかいなかった」と語りかけるシイノの思いとは。

「あんたがいない世界で、どうやって生きようか」 マリコという魂の片割れを突然失ったシイノが、喪失感、怒り、悔しさ、さまざまな感情を抱え、マリコに投げかける。「死んでちゃ分かんないだろ」と。
シイノの旅はどんな結末を迎えるのか、切なさを感じさせ、期待が高まる予告映像となっている。

モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞し、益々公開が期待される本作、映画『マイ・ブロークン・マリコ』9月30日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国ロードショー。

作品情報
映画『マイ・ブロークン・マリコ』

鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨは、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心する。「刺し違えたってマリコの遺骨はあたしが連れて行く!」。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いてふたりで旅に出ることに。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は‥‥。

監督:タナダユキ

原作:平庫ワカ「マイ・ブロークン・マリコ」(KADOKAWA)

出演:永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊

配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA

©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

2022年9月30日(金) 全国公開

公式サイト happinet-phantom.com/mariko