マウリツィウス・シュテルクレ・ドルクス監督が、ボロボロのシルクハットと赤いバラ、白塗りメイクで世界に知られる“パントマイムの神様”マルセル・マルソーを追ったドキュメンタリー、映画『マルセル・マルソー 沈黙のアート』の予告映像が公開された。
この度公開された予告映像では、マルソーの子供たちとろう者のパントマイマーが語る、彼が与えた影響や、マルソーのパントマイムから「ムーンウォーク」を考案したポップアイコン、マイケル・ジャクソンの姿も映し出され、ユダヤ人のマルソーが第2次世界大戦中に300人余のユダヤ人孤児をスイスに逃した感動的な逸話も語られる。
「パントマイムは、チャップリンやキートンのような沈黙の芸術です」と力強く発言する、“パントマイムの神様”マルセル・マルソーは1923年生まれ。ボロボロのシルクハットと赤いバラ、白塗りメイクで世界に知られる道化師“ビップ”。言葉をひと言も発さず、身ぶりと表情だけですべてを表現するマルソーの舞台はいかにして生まれたのか。沈黙の表現はなぜ人びとを惹きつけ続けるのか。豊富なアーカイブ映像を織り交ぜ、さまざまな視点からマルセル・マルソー、そしてパントマイムの神髄に迫るドキュメンタリーが誕生する。
ユダヤ人であるマルソー。父親はアウシュヴィッツで殺害された。第2次世界大戦中、フランスのレジスタンス運動に身を投じた彼は、自らの身分証を偽造してユダヤ人孤児300人余をスイスに逃がした。危険な状況下で声を発さないコミュニケーション方法は、戦後独自の芸術表現に昇華され国境を越え愛されるようになった。マルソーと共に運動に参加した、撮影当時108歳だった従兄弟のジョルジュにより、マルソーのレジスタンス運動についても語られる。生誕100周年を迎える今年、改めて知るべきマルソーの姿が明らかになる。
映画『マルセル・マルソー 沈黙のアート』は、2023年9月16日(土)より全国順次公開。
“パントマイムの神様”マルセル・マルソー。ボロボロのシルクハットと赤いバラ、白塗りメイクで世界に知られる道化師“ビップ”。言葉をひと言も発さず、身ぶりと表情だけですべてを表現するマルソーの舞台はいかにして生まれたのか?沈黙の表現はなぜ人びとを惹きつけ続けるのか?豊富なアーカイブ映像を織り交ぜ、さまざまな視点からマルセル・マルソー、そしてパントマイムの神髄に迫るドキュメンタリー。
監督:マウリツィウス・シュテルクレ・ドルクス
出演:マルセル・マルソー、クリストフ・シュテルクレ、アンヌ・シッコ、カミーユ・マルソー、オーレリア・マルソー、ルイ・シュヴァリエ、ロブ・メルミン
ジョルジュ・ロワンジェ、ダニエル・ロワンジェ
配給:パンドラ
2023年9月16日(土) シアター・イメージフォーラムにてロードショー、全国順次公開
公式サイト pan-dora.co.jp/marceau/