Mar 26, 2025 news

戦後80年に明かされる「対馬丸事件」の真相とは 戦争の記憶を次世代に伝えるドキュメンタリー 映画『満天の星』

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戦後80年を迎える本年、戦争の記憶を次世代へと伝えるドキュメンタリー映画『満天の星』が公開される。この度、本作の予告映像とポスタービジュアルが公開された。

戦争を経験した世代が年々少なくなっていく中、本作は、「なぜ戦争を繰り返してはならないのか」という問いを、数々の貴重な証言とともに、今を生きる私たちに投げかける。

監督は「オシアウコ」名義で、プロデューサーとして井浦新、成田凌主演の『ニワトリ★スター』や『神在月のこども』などの作品をプロデュースし、本作で初監督を務める葦澤恒。そして、無名塾出身で、三池崇史監督作品『地球兄弟』に主演し、『土竜の唄』『ウスケボーイズ』などに出演する俳優・寿大聡が共同で制作。ナレーションは、声優・田中真弓が担当する。

一夜で784人の子どもたちが命を落とした、戦時下史上最大の学童死亡事件「対馬丸事件」。当時、この悲劇は箝口令により徹底的に秘匿とされ、その詳細は長らく闇に包まれていた。

対馬丸事件の生存者である中島髙男は、事件当時「対馬丸」の甲板員として乗船しており、沈没の衝撃でバラバラになった筏を、暗闇の海上を泳いで一つ一つ探し、それらを繋げ7人を救助。数日間の漂流の末、奇跡的に生還したが、その後も、事件に関する厳しい情報統制の中で苦しみ続けた。

中島髙男を祖父に持つ俳優・寿大聡は、祖父の死をきっかけにその足跡を辿り、事件の真相に迫る旅に出る。戦争の理不尽さ、そして人々の記憶に埋もれた真実を追求する中で、寿大の旅は戦地ウクライナにまで及ぶ。その旅の果てで私たちが見るものとは。