Jun 17, 2025 news

第60回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に公式出品作 本国で封印されてきた“禁断の傑作”が、日本のスクリーンで上映へ 映画『盲山』

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第60回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に公式出品作、映画『盲山』が、1週間限定にて上映される。この度、本作の予告映像、ビジュアルがあわせて公開された。

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本作は、中国政府による厳しい検閲で約20か所のシーンをカットしながらも、最終的に国内上映を全面的に禁じられた衝撃作。

仕事を探していた22歳の大学生、白雪梅は割のいい仕事を紹介してくれるという親切な若い女性と出会い、白雪梅はその仕事を受けるため、遠く離れた山奥へ向かう。長く過酷な旅の末、眠りに落ちた白雪梅が目を覚ますと、見知らぬ農家で横たわっていた。自分がどこにいるのかも分からず、財布や身分証明書、手荷物もすべて失っている。仕事の紹介者の女性の姿もどこにも見当たらない。白雪梅は村人から、村に住む40歳の独身男性、黄徳貴の花嫁として売られたと聞かされ、自分が人身売買業者に騙されていたことに気がつく。彼女は黄徳貴とその家族に解放を懇願するが、彼らは拒否する。一方、黄一家は村で盛大な結婚披露宴を開き、黄徳貴は無理やり“結婚”を成立させようとする。白雪梅は抵抗を試みるが、虐待によって捻じ伏せられた上に監禁され、奴隷のような生活を送るようになる。意志の強い白雪梅は逃走の機会を狙うが、この山間の村では誰も彼女を助けようとはしなかった。村人たちは黄一家の監視を手伝い、逃亡を図るたびに白雪梅は捕らえられ、公然と暴行を受ける。村人たちの利己主義、そして警察の無関心によって、彼女はこの孤立した村で完全に囚われの身となる。月日が経過すると黄家は次第に彼女への監視を緩め、ようやく自分の家族との連絡を取ることに成功。そして、ようやく待望の助けが現れるが、それは新たな悲劇の始まりに過ぎなかった‥‥。

35mmフィルムが用いられた本作の撮影を務めたのは、アン・リー監督の『恋人たちの食卓』や『ベッカムに恋して』など、数々の作品を手掛けたジョン・リン。村人を演じるのはいずれも演技経験のない地元の農民、主要キャストは北京電影学院の学生がキャスティングされている。

映画『盲山』は、2025年7月18日(金)よりシネマート新宿にて1週間限定上映。

作品情報
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映画『盲山』

仕事を探していた22歳の大学生、白雪梅は割のいい仕事を紹介してくれるという親切な若い女性と出会い、白雪梅はその仕事を受ける為、遠く離れた山奥へ向かう。長く過酷な旅の末、眠りに落ちた白雪梅が目を覚ますと、見知らぬ農家で横たわっていた。自分がどこにいるのかも分からず、財布や身分証明書、手荷物もすべて失っている。仕事の紹介者の女性の姿もどこにも見当たらない。白雪梅は村人から、村に住む40歳の独身男性、黄徳貴の花嫁として売られたと聞かされ、自分が人身売買業者に騙されていたことに気がつく。彼女は黄徳貴とその家族に解放を懇願するが、彼らは拒否する。一方、黄一家は村で盛大な結婚披露宴を開き、黄徳貴は無理やり“結婚”を成立させようとする。白雪梅は抵抗を試みるが、虐待によって捻じ伏せられた上に監禁され、奴隷のような生活を送るようになる。意志の強い白雪梅は逃走の機会を狙うが、この山間の村では誰も彼女を助けようとはしなかった。村人たちは黄一家の監視を手伝い、逃亡を図るたびに白雪梅は捕らえられ、公然と暴行を受ける。村人たちの利己主義、そして警察の無関心によって、彼女はこの孤立した村で完全に囚われの身となる。月日が経過すると黄家は次第に彼女への監視を緩め、ようやく自分の家族との連絡を取ることに成功する。そして、ようやく待望の助けが現れた時、それは新たな悲劇の始まりに過ぎなかった‥‥。

プロデューサー、脚本、監督:リー・ヤン

出演:ホアン・ルー、ヤン・ユアン、チャン・ユーリン、ホー・ユンラー、ジア・インガオ、チャン・ヨウピン

配給:Stranger

© 2007 Tang Splendour Films Limited – Kun Peng Xing Yun Cultural Development Limited

2025年7月18日(金) シネマート新宿にて1週間限定上映