実話に基づくクライム・スリラー、映画『マルドロール/腐敗』の予告映像が公開された。
本作は、『変態村』『地獄愛』『依存魔』の「ベルギーの闇3部作」で知られるファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督が描く、少女拉致監禁・殺人事件を基にしたクライム・スリラー。
第81回ヴェネツィア国際映画祭 公式セレクションに選出され、第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭 最優秀長編作品賞へのノミネートを果たすなど、ヴェルツ監督の持ち味である深淵な世界観と巧みな心理描写が高い評価を受けている。




舞台は1995年のベルギー。少女失踪事件の犯人を追うことになった主人公の憲兵隊ポールは、腐敗した警察組織の闇に直面し、真実を求めるあまり心身に異常をきたしていく。
ポール役には、『La prière(原題)』で第68回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(男優賞)を受賞したアントニー・バジョン。脇を固めるのは、『変態村』『地獄愛』で主演をつとめたローラン・リュカ、そして『ベティ・ブルー』『屋敷女』などで知られるベアトリス・ダル。




ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督は、ベルギーで実際に発生し司法を揺るがす結果となった“デュトルー事件”を基にした本作のテーマについて「悪の本質と正義の探求を試みた。社会のトラウマに光を当て、悪に立ち向かう私たちの能力についてアプローチしたかった」と語っている。
映画『マルドロール/腐敗』は、2026年1月28日(金)より全国順次公開。

1995年、ベルギー。少女2名の失踪事件が発生。若手憲兵隊ポールは、危険な小児性愛者を監視する秘密部隊「マルドロール」に配属される。しかし作戦は失敗し、腐敗した警察組織の闇に直面したポールは、事件解決のため我を失い暴走していく。
監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
出演:アントニー・バジョン、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ、ローラン・リュカ、ベアトリス・ダル
配給:アンプラグド
©FRAKAS PRODUCTIONS – THE JOKERS FILMS – ONE EYED – RTBF – FRANCE 2 – 2024
2026年1月28日(金) 新宿武蔵野館ほか全国順次公開
公式サイト unpfilm.com/maldoror