Sep 20, 2023 news

欲望とプライドが絡み合う、男と女のいびつな群像劇 劇作家・八木橋努の長編映画監督デビュー作が公開 映画『他人と一緒に住むという事』 

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劇作家・八木橋努が贈る、変化し続ける日本人と地域社会、それらへの愛着と絶望から生まれた群像劇、映画『他人と一緒に住むという事』の公開が決定。あわせて予告映像とポスタービジュアルが公開された。

「他者」と一緒に暮らすことによって湧き上がる人間の欲望と、「他者」との摩擦を経て本当の自分の居場所を探し始める人々を描き、演劇界で大きな共感を呼んだ群像劇が、この度映画化される。

2015年に八木橋努監督の団体「俺は見た」の第3回公演の演劇として上演され話題を呼んだ同名の演劇を映像作品に昇華させた本作は、第11回リッチモンド国際映画祭をはじめとする数々の国際映画祭で好評を博した。演劇上映時は脚本・演出を務めた八木橋監督は、映像化にあたっても監督・脚本・編集を担う。

映画『他人と一緒に住むという事』は、2023年12月2日(土)よりロードショー。

作品情報
映画『他人と一緒に住むという事』

駆け出しの美容師・リコと鳴かず飛ばずの役者・剛は、付き合い始めたばかりのカップル。それぞれの自宅には、幼なじみの男・信治と無職の中年先輩・岩淵が居候していた。リコと信治の関係を疑い始めると同時に、金をせびる岩淵に嫌気が差した剛は、2人の男を追い出し、リコとの同棲に踏みきる。同じ頃、ソーラーパネルの販売代理業で潤沢な生活を手に入れた中年社長・大槻は、半年前に再婚したばかりの26歳年下の新妻に手を焼いていた。彼女のために購入した豪邸に、当の本人が引っ越して来る気配が1ミリもない。晴れて同棲生活が始まるも、リコへの思いを一層募らせる剛とはうらはらに、リコの帰宅時間は遅くなり、無断外泊をするようになる。一方、大槻は、新妻を呼び寄せるために、別荘を購入するなど贅を凝らすが、新妻との状況は一向に変わらない。追い打ちをかけるように太陽光バブルが終焉を迎えた頃、大槻と剛の人生が1点で交わり、2人と彼らを取り巻くすべての人々に決断の時が訪れる。

監督:八木橋努

出演:森田コウ、芦那すみれ、山下剛史、橋本利明、若松朋茂、裕紀

配給:群像

2023年12月2日(土) シアター・イメージフォーラムにてロードショー

公式サイト livingwithothers