Aug 04, 2025 news

90秒の360°深海体験! “極限潜水”立体音響予告映像公開 映画『ラスト・ブレス』

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今年2月に全米公開されスマッシュ・ヒットを記録したサバイバル・スリラー、映画『ラスト・ブレス』。この度、本作の、バイノーラルミックスによって深海の生々しい音を360°再現した“極限潜水”立体音響予告映像が公開された。

本作は“究極の悪夢”というべきシチュエーションにひとり取り残されたダイバーの運命と、彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々を描くサバイバル・スリラー。オスカー常連俳優ウディ・ハレルソンをはじめ、MCU新作への出演を控えるシム・リウ、イギリスの若手俳優フィン・コールの3人が深海で過酷な作業に挑む“飽和潜水士”を演じ、監督をこれまでBBCやナショナル ジオグラフィックで活躍してきたドキュメンタリー作家のアレックス・パーキンソンが務める。

原作はパーキンソン監督が2019年に発表した同名のドキュメンタリー映画。2012年に起こった潜水事故の信じがたい実話が、圧倒的な没入感と壮大なスケールで描き出される。

この度公開されたのは、バイノーラルミックスによって深海の生々しい音を360°再現した、本作の「“極限潜水”立体音響予告映像」。水深91メートルの暗く孤独な海底に、水や呼吸音が生々しく響き渡る。飽和潜水士たちは海底に張り巡らされたパイプラインや通信ケーブルの補修作業を行うため、この孤独な世界に身を投げる。彼らが潜る深さは水深300メートルに到達することもあり、そのあまりに過酷な状況から、飽和潜水士は“地球上で最も危険を伴う職業”と言われている。

公開された立体音響予告映像は、そんな環境における“音”が強調されることで、まるで飽和潜水士の一員になって、実際に暗闇の深海を潜っているかのような恐怖と臨場感を体感することができる映像となっている。

もともと音楽家になりたかったというパーキンソン監督は、深海の描写と同じくらい“音”にこだわったと語る。音に携わるスタッフも一流ばかりで、作曲は、ドキュメンタリー界の巨匠エロール・モリスの諸作品や、SFゲーム「サイバーパンク2077」のサウンドトラックを担当してきたポール・レナード=モーガンが務め、整音技師は『教皇選挙』のサウンドデザインを手掛けたベン・ベアードが担当。ふたりとも、ドキュメンタリー版「ラスト・ブレス」でもパーキンソン監督とタッグを組んでおり、音に対するこだわりはドキュメンタリーが完成した2019年の時点で共有できていたという。

特に彼らがこだわったのは、潜水士たちの呼吸音と、クリスの命綱が切れるシーン。緊迫した状況下で、潜水士たちの呼吸が次第に荒くなり、そこに水を搔き分ける音も重なっていく。“静寂”で深海の恐怖を表現するというアイデアが、音のプロフェッショナルたちのこだわりによって生み出された。

映画『ラスト・ブレス』は、2025年9月26日(金)より全国ロードショー。

作品情報
映画『ラスト・ブレス』

潜水支援船のタロス号が北海でガス・パイプラインの補修を行うため、スコットランドのアバディーン港から出航した。ところがベテランのダンカン、プロ意識の強いデイヴ、若手のクリスという3人の飽和潜水士が、水深91メートルの海底で作業を行っている最中、タロス号のコンピュータ・システムが異常をきたす非常事態が発生。制御不能となったタロス号が荒波に流されたことで、命綱が切れたクリスは深海に投げ出されてしまう。クリスの潜水服に装備された緊急ボンベの酸素は、わずか10分しかもたない。海底の潜水ベルにとどまったダンカンとデイヴ、タロス号の乗組員はあらゆる手を尽くしてクリスの救助を試みるが、それはあまりにも絶望的な時間との闘いだった‥‥。

監督:アレックス・パーキンソン 

原作:ドキュメンタリー『ラスト・ブレス』(メットフィルム)

出演:ウディ・ハレルソン、シム・リウ、フィン・コール、クリフ・カーティス

配給:キノフィルムズ

©LB 2023 Limited

2025年9月26日(金) 全国ロードショー

公式サイト lastbreath