数々の国際映画祭受賞歴を持つノオミ・ラパスを主演に迎えた話題の映画『LAMB/ラム』。本作は今秋に劇場で封切られることが決定した。これを記念して、特報映像が公開された。
映画『LAMB/ラム』はアイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていく禁断のネイチャー・スリラー。
特報映像では、ノオミ・ラパス演じる妻マリアの子守唄が終始響き渡り、不穏な空気を漂わせながら、アイスランドの壮大な自然の片隅でひっそりと暮らす羊飼い夫婦の姿を映し出す。産まれるはずのない“何か”をあやす妻とそれを見つめる夫、不安な様子の羊舎の羊たち、そして不気味に羊の瞳がクローズアップされ、暗く霧深い大地を夫婦が駆けていく。マリアが大事そうに見守る“何か”の正体は分からないまま映像は幕を閉じ、想像力を掻き立てる展開となっている。
『プロメテウス』、『ミレニアム』シリーズで知られるノオミ・ラパスが主演・製作を務める本作。監督は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などの特殊効果を担当、本作が長編デビューとなる北欧の新たな才能ヴァルディミール・ヨハンソン。「映画作家としての異彩を放っている」と絶賛した米「インディ・ワイア」誌を始め、衝撃的な設定の中にもリアリティを持った世界観を構築したことで世界から称賛を浴びた。
また、『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』『スイス・アーミー・マン』などを手掛け、映画ファンから絶大な支持を集める気鋭の制作スタジオA24が、カンヌ国際映画祭での世界初公開に先立ち、北米配給権を獲得したことで話題となった。
プレミア上映されるやいなや映画祭の観客を騒然とさせ、第74回カンヌ国際映画祭、ある視点部門を受賞した。その後数々の海外映画祭で受賞、ノミネーションされたほか、アカデミー賞国際長編部門アイスランド代表作品に選出、海外の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では86%フレッシュと高い満足度を記録している(2022年4月15日時点)。
特報映像を観ても”何も”映っていないから非常に不気味である本作。
映画『LAMB/ラム』は今秋、全国公開。
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、”アダ”と名付けその存在を育てることにする。奇跡がもたらした”アダ”との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく。
監督:ヴァルディミール・ヨハンソン
出演:ノオミ・ラパス、ヒルミル・スナイル・グズナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン
配給:クロックワークス
提供:クロックワークス オディティ・ピクチャーズ
©2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON
2022年 今秋、全国公開
公式サイト klockworx-v.com/lamb