長らく幻の作品となっていた香港クンフー映画最高傑作が、《2Kリマスター完全版》となって50年ぶりに劇場公開される。この度、映画『帰って来たドラゴン 2Kリマスター完全版』の予告映像が公開された。
1970年代前半、ブルース・リーが大ブレイクを果たす以前から数多くの香港映画に出演し、ブルース・リーの友人、ライバルとして香港映画界で活躍、アクション・スターとして国際的人気を獲得していた“和製ドラゴン”こと倉田保昭。
1974年に日本に凱旋帰国を果たし、TVドラマ「闘え! ドラゴン」や「Gメン‛75」などにレギュラー出演して日本でも人気者となった倉田は、その後も『七福星』でジャッキー・チェン、『フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳』でジェット・リー、『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』でドニー・イェンといったスーパースターたちとアクション映画史に残る激闘を繰り広げ、アクション界のレジェンドとして世界中の映画人から尊敬を集めている。
2024年は、倉田が代表作『帰って来たドラゴン』の日本公開に合わせて帰国を果たしてからちょうど50年目。それを記念し、マスターネガの損傷により再上映やHD化が不可能とされ幻の作品となっていた、香港クンフー映画史上最高傑作の1本『帰って来たドラゴン』が、2Kリマスター完全版となって50年ぶりに劇場公開される。
監督のウー・シーユエンは、これまで世界中からのブルーレイ化や配信、放映のオファーをすべて断ってきたが、今回、倉田の日本凱旋50周年のために、その封印を解き、現存する最良のビデオマスターを使用し、自ら監修を行って2Kリマスター完全版を完成させた。
また、本作上映時には、第11回レイクシティ国際映画祭最優秀短編映画賞を受賞した『夢物語』など、倉田保昭主演・製作総指揮による新作短編も同時上映され、新宿および全国各地で倉田保昭による舞台挨拶も予定されている。
映画『帰って来たドラゴン 2Kリマスター完全版』は、2024年7月26日(金)より全国順次ロードショー。
清朝末期。麻薬や人身売買など、あらゆる犯罪と暴力が渦巻く悪の魔窟、金沙村。悪辣なボス、イム・クンホーが支配するその街にやってきた1人の男、巷にはびこる悪を懲らしめながら流浪の旅を続ける正義の好漢、その名もドラゴン。旅の途中、ドラゴンは2人組の盗賊リトル・マウスとブラック・キャットに襲われるが、鮮やかな機転と華麗なクンフー技でそれを退け、2人の盗賊はドラゴンに弟子入りして旅を共にする。ドラゴンと2人の弟子が金沙村に到着した頃、イーグルと呼ばれる伝説の女格闘家もその街にやってきた。全員の狙いは“シルバー・パール”というチベットの寺院から盗まれた秘宝。そして、もう1人、金沙村のイムを訪ねてやってきたブラック・ジャガーが肩に背負い、運んできたものこそ秘宝“シルバー・パール”だった。やがて、“シルバー・パール”を巡り最強の強者たちが腕を競い合う争奪戦が続いていく。
監督:ウー・シーユエン
アクション監督:ブルース・リャン
出演:ブルース・リャン、倉田保昭、マン・ホイ、ウォン・ワンシー、ハン・クォツァイ
配給:エデン
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2024年7月26日(金) 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
公式サイト kuratadragon50