秋★枝氏による同名人気コミックを、神尾楓珠主演、西野七瀬ヒロインで映画化した、映画『恋は光』。原作は、“恋する女性が光を放ってキラキラして視える”という特異な体質を持つ男子大学生の初恋を描き、恋愛感情に振り回されながらも、“恋って何だろう?”と「恋」の定義について考察する主人公たちに、ウルトラジャンプ連載時から共感の声が多く寄せられ話題となった。
“恋の光”が視える大学生・西条を演じるのは、いま最も注目を集めている俳優・神尾楓珠。西条にずっと片想いをしながらも「光っていない」と言われてしまう幼なじみの北代を、西野七瀬が演じ、共演には、平祐奈、馬場ふみかが顔を揃える。脚本・監督は、『ももいろそらを』(13)、『殺さない彼と死なない彼女』(19)と、美しい画作りが国内外から高く評価されている小林啓一。風光明媚な、情緒に溢れたロケーションは、原作の空気感を捉えている。
この度、西条・北代・東雲・宿木の個性あふれるキャラクター動画4種が公開された。
【恋する女性が光って視える男】西条
「恋は、宇宙的な活力である」という夏目漱石の名言を語る西条は、その特異体質のせいで恋を疎ましく思い、恋愛とは無縁の学生生活を送っていた一風変わったキャラクター。一目ぼれした東雲に「恋の定義をしてみませんか?」と提案するも、恋の光が視えるが故に、本当の恋が何なのか悩みながら、真面目に恋と向き合う姿が描かれる。
【西条と幼なじみの女】北代
「恋とは、近くて遠いもの」と語る北代は西条に片想いしているが、恋の光が視える西条には光っていないと言われてしまう。東雲、宿木と様々な女性が西条のまわりに登場する中、西条の一番近くにいるのに、言いたいことが言えず、幼なじみというポジションから抜け出せない。コロコロ変わる表情の中に、切ない恋心が垣間見える。
【恋を探究する女】東雲
「恋というものを、知りたくて」と話す東雲。携帯も持たない、ネットも見ない浮世離れした文学少女で、恋を知らない東雲は、西条、北代、宿木と出会うことで、恋の面白さや嫉妬心などを知っていく。「ミステリーの類いで殺人の動機となるのも頷けます」という台詞のように、読書から恋を知ろうとしていた東雲が、実際に3人と対峙する中で、「恋とは何ぞや?」を自分なりに解釈していく姿が印象的。
【略奪する女】宿木
「奪ってこそ恋じゃん。恋は戦いじゃん」と言い放つ宿木。人の彼氏がほしくなる宿木は、西条を北代の彼氏と勘違いし、西条に猛アプローチをかける。自分のペースを崩さず、何でも言いたい放題の宿木だが、タイプの異なる北代、東雲と奇妙な友情関係を築いていく姿が、どこか憎めないキャラクターとなっている。
個性的なキャラクターと言葉遣い、リズミカルに展開されていく会話劇は、今までにない恋愛映画を期待させる。先日行われた試写会でも「会話劇がとにかく面白い」「いろんな人の恋の定義について聴いてみたいし、ひたすら語りたくなる!」という声が続々上がっている本作。恋に対するスタンスも多種多様、普通だったら交わらないような4人が「恋とは何ぞや?」を探究する姿に注目したい。
映画『恋は光』は6月17日(金)より全国公開。
“恋する女性が光って視える”特異な体質を持つ大学生・西条。恋愛とは無縁の学生生活を送っていたある日、「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と出会い一目惚れ、“恋の定義”を語り合う交換日記を始めることに。そんな2人の様子は、西条にずっと片想いをしている幼なじみの北代の心をざわつかせる。さらに、他人の恋人を略奪してばかりの宿木は、西条を北代の彼氏と勘違いし、猛アプローチを開始。いつの間にか4人で”恋とはなんぞや?”を考えはじめ、やがて不思議な四角関係に。
脚本・監督:小林啓一
原作:秋★枝「恋は光」(集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ刊)
出演:神尾楓珠、西野七瀬、平祐奈、馬場ふみか、伊東蒼、宮下咲、花岡咲、森日菜美、山田愛奈 田中壮太郎
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA
©秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
2022年6月17日(金) 全国公開