若者から絶大な支持を得る新進気鋭作家・三秋縋の代表作で、15万部を突破したベストセラー小説「恋する寄生虫」が、林遣都×小松菜奈のW主演で映画化され、11月12日(金)より全国公開することが決定した。
ウェブ上で作品を発表したことがきっかけで、2013年にメディアワークス文庫から作家としてデビューした三秋縋は、2作目の「三日間の幸福」(メディアワークス文庫) が23万部を超えるベストセラーとなり、10~20代をはじめとする若者を中心に絶大な支持を得た。2019年には「君の話」(早川書房) が第40回吉川英治文学新人賞候補入りし話題になるなど、いま最も期待を集める新鋭作家。
今回映像化された映画『恋する寄生虫』では、極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に生きる青年・高坂賢吾役に林遣都、寄生虫が好きで、視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生・佐薙ひじり役に小松菜奈が扮する。抜群の演技力と人気を誇る林と小松が繊細で儚い恋物語を紡いでいく。また2人の運命の出会いに深く関係する重要な役に、味のある演技が魅力の井浦新と石橋凌のベテラン俳優が脇を固める。
監督を務めたのは、CMやミュージックビデオを中心に多岐にわたり活躍を広げ、現在放送中の大河ドラマ「青天を衝け」のタイトルバック映像も手掛ける柿本ケンサク。脚本を手掛けるのは『眉山―びざん―』(07)、『トワイライト ささらさや』(14)の山室有紀子。
孤独を抱えながらも次第に寄り添っていく主人公2人の姿を捉えた場面写真場面写真も公開された。
林と小松は、同じ事務所の先輩と後輩であるが、共演するのは本作が初。“虫”によって恋に落ちるというフェイクとリアルが混在するラブストーリーを実写化するにあたり、難易度の高い芝居が求められたが、撮影中にも何度もディスカッションを重ね、互いに支え合いながら演技プランを作り上げていったという。林と小松の新しい化学反応によって、他者を拒絶しながらも臆病に惹かれ合っていく高坂と佐薙というキャラクターの魅力が生き生きとスクリーンに描き出されている。
運命か偶然か、それとも虫の仕業か。異色のラブストーリー映画『恋する寄生虫』は、11月12日(金)より全国公開。
極度の潔癖症で人と関わることができずに生きてきた青年・高坂賢吾。ある日、見知らぬ男から視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙ひじりと友だちになって面倒をみてほしい、という奇妙な依頼を受ける。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だったが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。世界の終わりを願っていたはずの孤独な2人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが。
監督:柿本ケンサク
原案:三秋縋「恋する寄生虫」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
出演:林遣都、小松菜奈、井浦新、石橋凌
配給:KADOKAWA
©2021「恋する寄生虫」製作委員会
2021年11月12日(金) 全国公開
公式サイト koi-kiseichu.jp