作家・永井紗耶⼦原作の同名⼩説を実写化する、映画『⽊挽町のあだ討ち』。この度、本作の特報映像が公開された。
原作は、2023年に第169回直⽊賞・第36回⼭本周五郎賞をダブル受賞した時代⼩説。芝居⼩屋を舞台にした⼈情作品でありながら、その巧妙な展開構成が称賛され、「このミステリーがすごい! 2024年版」国内編や「ミステリが読みたい! 2024年版」国内篇など、数多くのミステリー賞にランクイン。2025年には歌舞伎として舞台化され、好評のうちに千秋楽を迎えた。
この度の映画化で主演を務めるのは、柄本佑。柄本が演じるのは、仇討ちに隠された真実に迫る⽥舎侍・加瀬総⼀郎。共演には、渡辺謙。総⼀郎が訪れる芝居⼩屋「森⽥座」の中⼼⼈物で、仇討ちを成し遂げたその裏で密かに謀略を巡らせていた⿊幕の⽴作者・篠⽥⾦治を重厚かつミステリアスに演じる。

監督・脚本は「グレースの履歴」で第42回向⽥邦⼦賞をはじめ数々のドラマ賞を受賞し「スローな武⼠にしてくれ〜京都撮影所ラプソディー〜」「忠⾂蔵狂詩曲 No.5 中村仲蔵 出世階段」など画期的な時代劇ドラマで⾼い評価を得る源孝志。
時は江⼾時代、とある芝居⼩屋のすぐそばで、美しい若衆による仇討ちが成し遂げられた。この度公開された特報映像では、雪が舞う中で艶やかな真紅の着物で傘を差し佇む何者かの後ろ姿が映し出される。続いて何かを斬りつけるような効果⾳と共に、返り⾎を浴びながら⽣⾸を⼿にした⽩装束の男が‥‥。飄々としながらも真相究明に向け鋭い眼差しを⾒せる加瀬と、真相を隠そうと画策する篠⽥。初タッグを組む柄本と渡辺が魅せる、軽快で華麗な演技の応酬に期待が⾼まる。
映画『木挽町のあだ討ち』は、2026年2月27日(金)より全国公開。

ある雪の降る夜、芝居小屋のすぐそばで美しい若衆・菊之助による仇討ちが見事に成し遂げられた。その事件は多くの人々の目撃により美談として語られることとなる。1年半後、菊之助の縁者と名乗る侍・総一郎が「仇討ちの顛末を知りたい」と芝居小屋を訪れる。菊之助に関わった人々から事件の経緯を聞く中で徐々に明らかになっていく事実。果たして仇討ちの裏に隠されたその「秘密」とは。そこには、想像を超える展開が待ち受けていた。
監督・脚本:源孝志
原作:永井紗耶子「木挽町のあだ討ち」(新潮社刊)
出演:柄本佑、渡辺謙
配給:東映
©2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会
2026年2月27日(金) 全国公開
公式サイト kobikicho-movie