Aug 05, 2022 news

映画『キングメーカー 大統領を作った男』初共演となるソル・ギョング、イ・ソンギュンのインタビュー映像が公開

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韓国が誇る名優ソル・ギョングと『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュンが共演し、第58回百想芸術大賞で最優秀男性演技賞、監督賞、男性助演賞の3冠受賞を果たした話題作、映画『キングメーカー 大統領を作った男』。

最高権力の座をめざして政治家同士が激突し、負ければ汚職など不正行為を問われて刑務所入りになることもある韓国の大統領選。日本とも縁の深い第15代韓国大統領、金大中(キム・デジュン)と彼の選挙参謀だった厳昌録(オム·チャンノク)の実話を基に、生き馬の目を抜く苛烈な大統領選の裏側を赤裸々に描いた本作で、意外にも初共演を果たしたソル・ギョングとイ・ソンギュン。この度、それぞれが本作の見どころや、互いの印象などを語ったインタビュー映像が公開された。

ソル・ギョングは本作について「選挙戦に臨み、世の中を変えようとした2人の男の物語です。彼らの協力関係は後にライバル関係に変わっていきます」とし、「ビョン監督のスタイルで、昔の話もスタイリッシュに撮れば違った面白さになるという期待がありました」と語る。また演じたキム・ウンボムは「政治家で政治の現場を変えたいという大義名分と大きな夢を持った男」と説明し、一番共感した部分を「最後まで自分が信じる大儀を守り、何というか、違う世の中を夢見るところがあります。そこが強烈でした」という。

さらに、『名もなき野良犬の輪舞』(17年)に続いてのタッグとなったビョン・ソンヒョン監督については「私はビョン監督の作品スタイルが好きです。だから100%信じて仕事をしてます」という惚れ込みようで「歴史的な話がスタイリッシュな映画になったら、どうなるかを見るのも面白いと思いますし、政治の物語というよりも人間ドラマとして見てもらえたら嬉しいです」と思いを語っている。

一方、イ・ソンギュンはビョン・ソンヒョン監督作に初参加となるが「個人的に『名もなき野良犬の輪舞』がとても好きで監督のことが気になっていました。シナリオも面白かった。そして私の目標だったソル・ギョングさんとの共演、さまざまな理由で出演しました」と出演に至った経緯をコメント。そしてソル・ギョングとの共演については「彼は多くの俳優の模範です。そんな方と共演できて光栄でした」と続け、「私の演技を心から受け入れてくれたので、とても感動しましたし、ありがたかったです」と嬉しそうに答えている。

また監督やスタッフがこだわり抜いた美術や照明などが演技をする上で助けになったそうで、「(演じた)チャンデの感情に合わせて照明やアングルで表現してくれた」とし、「素晴らしい俳優たちが様々な役を演じています。現代史を扱いながらもスタイリッシュでユニークな映像と美術、これまでに見たことのない新しいドラマです。期待してください!」と自信を見せている。

名優ソル・ギョングとイ・ソンギュンが光と影の存在を体現し、2人の男たちのドラマが韓国政界の深すぎる闇を暴き出す。韓国ポリティカル・サスペンスの新たなる傑作、映画『キングメーカー 大統領を作った男』は8月12日(金)シネマート新宿ほか全国公開。

作品情報
映画『キングメーカー 大統領を作った男』

1961年。韓国東北部の江原道で小さな薬局を営むソ・チャンデは、独裁政権を打倒して世の中を変えたいという思いから、野党の新民党に所属するキム・ウンボムに肩入れしていた。チャンデはウンボムの選挙事務所を訪ね、「1票を得るより相手の10票を減らす」戦略を提案する。理想家肌のウンボムにとって賛成できない案だったが、チャンデの豊富なアイデアに助けられ、ウンボムは補欠選挙で初当選。さらに63年の国会議員選挙では地元である木浦で対立候補を破り、新進気鋭の国会議員として注目を集めることに。チャンデも表にはでない影の参謀として活躍する。しかし、勝利のためには手段を選ばないチャンデに次第に党内から不満の声が漏れ始め、ウンボムも徐々に理念の違いを感じ葛藤していく。

監督:ビョン・ソンヒョン

出演:ソル・ギョング、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョン、チョ・ウジン

配給:ツイン

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2022年8月12日(金) シネマート新宿ほか全国順次公開

公式サイト kingmaker-movie.com