Apr 05, 2023 news

新キャストや予告映像などが公開!映画監督・⽩⽯和彌 初プロデュース作品 映画『渇水』

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1990年、第70回⽂學界新⼈賞受賞、第103回芥川賞候補となり注⽬を浴びた河林満による小説「渇⽔」。⽣の哀しみを鮮烈に描いた名作が、『凶悪』『彼⼥がその名を知らない⿃たち』『孤狼の⾎』シリーズ、『死刑にいたる病』など、重厚な作品を世に贈り出し続ける映画監督・⽩⽯和彌の初プロデュースにより、刊⾏から30年の時を経て映画化される。

この度、本作の予告映像が公開され、新キャスト7名が発表された。

すでに発表されているにように、監督を務めるのは、根岸吉太郎、⾼橋伴明、相⽶慎⼆、市川準、森⽥芳光、阪本順治、宮藤官九郎ら錚々たる監督作品で助監督としてキャリアを重ねた髙橋正弥。

主演には、『⼟⻯の唄 』シリーズ、『彼らが本気で編むときは、』、『湯道』など数々の映画やドラマで多彩な役どころを演じてきた⽣⽥⽃真。さらに、⾨脇⻨、磯村勇⽃、尾野真千⼦ら実⼒派俳優が脇を固める。

そして、新キャストとして発表されたのは、⽔道料⾦滞納者・今⻄役に、宮世琉弥。同じく⽔道料⾦滞納者・坂上役に吉澤健。そのほかに篠原篤、柴⽥理恵、森下能幸、⽥中要次、⼤鶴義丹が出演する。

本作で音楽担当を務めたミュージシャンの向井秀徳から、本作へ向けたコメントも寄せられた。

▼向井秀徳 コメント
⼈間は苛⽴っている。
暴⼒的な真夏の陽射しが地⽅都市に降り注ぐ。
アスファルトに撒いた⽔道⽔は瞬時に蒸発して発光する。
そのギラつきが、匂いが、フィルムに刻まれている。
⼈間は常に苛⽴っている。絶望している。
そうなのか。そうではない。
そうではないはずだ、と、この映画は俺に問いかけている。
そんなことを思いながら「渇⽔」という曲を作りました。

映画『渇水』は6月2日(金)より全国公開。

作品情報
映画『渇水』

日照り続きの夏、市の水道局に勤める岩切俊作は、来る日も来る日も水道料金が滞納する家庭を訪ね、水道を停めて回っていた。県内全域で給水制限が発令される中、岩切は二人きりで家に取り残された幼い姉妹と出会う。蒸発した父、帰らなくなった母親。困窮家庭にとって最後のライフラインである“水”を停めるのか否か。葛藤を抱えながらも岩切は規則に従い停水を執り行うが‥‥。

監督:髙橋正弥
原作:河林満「渇水」(角川文庫刊)
脚本:及川章太郎
出演:生田斗真、門脇⻨、磯村勇斗、山﨑七海柚穂 、宮藤官九郎、池田成志、尾野真千子
音楽:向井秀徳
企画プロデュース:白石和彌
配給:KADOKAWA

©「渇水」製作委員会

2023年6月2日(金) 全国公開

公式サイト movies.kadokawa.co.jp/kassui