Q.綾野さんが以前おっしゃっていたがと思いますが、本作は実写化というより映画化が正しいと思います。お2人はこの映画を演じるに当たり、何か気を付けていたことありますか?または注目して観てほしいところはありますか?
【綾野剛】
間違いなくみなさんにとっても僕にとっても潤君にとっても一生忘れることができない作品になりました。潤君は当時は役と同じ15歳で実際に変声期で、大勢の大人たちの中で立ち続けました。彼の成長とその美しい姿と、何より誠実さがそのまま作品に反映されています。僕のキャリアにとってもかけがえのない1本になることは間違いありません。
【齋藤潤】
日本ではこの作品を愛して下さる方がたくさんいらっしゃって、中国でもたくさんいらっしゃるんだなというのを肌で感じています。聡実君を皆さんに愛していただいているのは原作の和山やま先生、そして剛さんやみなさんのおかげだと思っています。自分にとっては信じられないほどの皆さんからの反響を糧にこれからも走り続けたいと思えるほど、大切な作品になりました。
Q『カラオケ行こ!』を観て、お2人のやり取りが好きになりました。もしまた共演するとしたら、どんな役を演じたいですか?バディが良いですか?ライバルが良いですか?
【齋藤潤】
バディモノをやりたいです!そしてアクションを一緒にやりたいですね。
【綾野剛】
難しいですね。でもやっぱり聡実くんのこれからを見てみたいと思いますし、僕も狂児をまだまだ生きてみたいと思います。この関係で SF でもいいですよ。この映画が『カラオケ行こ!』なので、『聡美と狂児、シャンハイへ行く!』とか(笑)上海の関係者の皆さんにご協力いただいて、こちらでロケをやりたいですね。
Q 今回は潤君にとって初めての海外ですか?今回の訪中のために何か準備をしましたか?出発前はどんな気持ちでしたか。会場に来て皆に会ってから、何か変化がありましたか。もともと想像していたのと同じですか?
【齋藤潤】
今高校生です。クライメイトに中国から来た留学がいて、今回一番を報告したら中国語の挨拶を少し教えてくれました。自分にとって初めての海外ですが、すごく素敵な街で楽しんでいます。みなさんとお会いできたことも一生の思い出ですし、またここに戻って来たいと思いました。
Q.他の作品にもヤクザの役をされていますが、今回の成田狂児の場合、役作りでどこか違うところはありましたか?
【綾野剛】
マンガ原作ということですでに完成されているものがあるんですが、そこに対して新しいオリジナルを作るということに尽力しました。その中も原作へのリスペクトを持ってこの映画を作るということをチームで大切にしました。僕が特に一番頑張ったのは、気持ち悪い裏声で「紅」を歌うことでした。聡実くんには姿勢の事などいろいろと指導していただきました。いい思い出です。
Q.最後にご挨拶をお願いします
【齋藤潤】
本日はありがとうございました。終わってしまうのが寂しいですが、スクリーンでは3月16日まで見ていただけるので何度でもお越しいただければと思います。この映画をきっかけにたくさんに人の前でお話しできるのはありがたいことだなと思っています。きょうはみなさんにたくさんの愛と勇気をもらいましたのでまた明日から頑張っていきたいと思います。
【綾野剛】
改めて映画「カラオケ行こ!」をこれほど愛して下さり、とても感謝しています。何より潤くんとこうしてこの場に立てていること、皆さんが愛をこめてくれていること、感謝しかありません。また2人で上海に戻って来られるよう努めてまいりますので、引き続きの応援のほどよろしくお願いいたします。
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合唱部部長の岡聡実はヤクザの成田狂児に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うことに。そんな2人がカラオケを通じて少しずつ打ち解けてきた頃、“ある事件”が起きてしまう。果たして2人の運命は!?
監督:山下敦弘
原作:和山やま(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
出演:綾野剛、齋藤潤、芳根京子、橋本じゅん、やべきょうすけ、吉永秀平、チャンス大城、REDRICE(湘南乃風)、八木美樹、後聖人、井澤徹、岡部ひろき、米村亮太朗、坂井真紀,、宮崎吐夢、ヒコロヒー、加藤雅也、北村一輝
配給:KADOKAWA
©2024『カラオケ行こ!』製作委員会
公式サイト karaokeiko