ヴィターリー・カネフスキー監督による伝説の三部作を一挙公開する「ヴィターリー・カネフスキー トリロジー」の予告映像が公開された。
1990年、映画の表舞台に彗星の如く現れた54才の新人監督、ヴィターリー・カネフスキー。第二次大戦後、収容所と化した炭鉱町で生きる少年を描き、カンヌ国際映画祭カメラドール(新人賞)に輝いた『動くな、死ね、甦れ!』、その続編で、カンヌ国際映画祭で審査員賞受賞『ひとりで生きる』。そして3作目となる初のドキュメンタリー『ぼくら、20 世紀の子供たち』では、ソ連解体後の混沌としたロシアの街に巣くうストリート・チルドレンたちと、前2作の主演を務めた2人のその後もカメラに収められた。




この3部作は、自身もストリート・チルドレンで不良少年だった監督の経験をもとに撮られたものであり、フランソワ・トリュフォー作品におけるアントワーヌ・ドワネルのように、主人公ワレルカを演じるパーヴェル・ナザーロフと彼の守護天使ガリーヤ/ワーリャを演じるディナーラ・ドルカーロワを追った3部作でもある。何千人もの少年の中からカネフスキー監督に見出されたパーヴェル・ナザーロフは、当時はまだ演技経験がないただの不良少年だった。
公開された予告映像では、3部作を通して、彼とディナーラ・ドルカーロワの2人が成長する姿も見てとることができる。


「ヴィターリー・カネフスキー トリロジー」は、2025年8月23日(土)より全国順次ロードショー。

ヴィターリー・カネフスキー監督による伝説の三部作を一挙公開。
【上映作品】
『動くな、死ね、甦れ!』
『ひとりで生きる』
『ぼくら、20世紀の子供たち』
2025年8月23日(土) ユーロスペースほか全国順次ロードショー
公式サイト gnome15.com/kanevsky3/