May 20, 2025 news

「映画の方がより感動できる作品に」 映画『かくかくしかじか』公開記念 東村アキコ アニバーサリー映像公開

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映画『かくかくしかじか』の公開を記念して、原作者である漫画家・東村アキコの「アニバーサリー映像」が公開された。

「ママはテンパリスト」「海月姫」「東京タラレバ娘」など数々の大ヒット作を生み出してきた漫画家・東村アキコ。その東村が泣きながら描いた自身の実話「かくかくしかじか」(集英社刊)は、マンガ大賞2015を受賞するなど多くの人々に愛され続けている。映像化の話が絶えなかった本作は、東村本人が、完璧な形での実現は不可能だろうと断り続けていたが、しかし、今回ついに東村アキコ自身が脚本を執筆し、豪華キャストにより映画化。

主演には、永野芽郁。そして、共演には大泉洋。東村アキコの生まれ故郷の宮崎をはじめ、石川、東京3つの街を舞台に、人生を変えた恩師とのかけがえのない日々が鮮やかによみがえる。

この度公開されたのは、漫画家になって25年、「かくかくしかじか」を描き終えて10年。これまで漫画家・東村アキコが生み出した作品とともに、その歩みをエモーショナルに振り返るアニバーサリー映像。完成した本作を目にした際に東村は「本当に素晴らしい映画ができて、感動に震えています。こんなに良い作品ができるとは思ってなかったです(笑)監督と役者さんが本当に素晴らしかったです!」と大絶賛。

そんな本作のメインロケ地となったのは、原作でも舞台となった東村の故郷・宮崎県。東村自身の物語が展開されるということもあり、東村は原作者としては異例のシナハン・ロケハンから同行。実際に若かりし頃の東村が目にした風景の数々が、当時の空気そのままに映し出されている。

東村は「畑やヤシの木など、宮崎の景色があの解像度で目に飛び込んでくると、明子が育ってきた環境や彼女の性格が、この風土で培われたというのが映像として入ってくる。漫画ではそれができなかったので、(原作と映画の)一番の違いかなと思います」と映画ならではの魅力をコメント。「それに役者さんたちの芝居が乗ると、本当に感動の種類が違うなと感じました。映画の方がより感動できる作品に仕上がっているかと思います」と本作をアピールした。

映画『かくかくしかじか』は、公開中。

作品情報
映画『かくかくしかじか』

漫画家になるという夢を持つ、ぐうたら高校生・明子。人気漫画家を目指していく彼女にはスパルタ絵画教師・日高先生との戦いと青春の記録があった。 先生が望んだ二人の未来、明子がついた許されない嘘。ずっと描くことができなかった9年間の日々が明かされる。

監督:関和亮

原作:東村アキコ「かくかくしかじか」(集英社マーガレットコミックス刊)

出演:永野芽郁、大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、神尾楓珠、津田健次郎、有田哲平、MEGUMI、大森南朋

配給:ワーナー・ブラザース映画

©東村アキコ/集英社 ©︎2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会

公開中

公式サイト kakushika-movie