ゴンサロ・ベナべンテ・セコ監督による、映画『革命する大地』の予告映像が公開された。
本作はベラスコ将軍(後に大統領)率いるいわゆる軍部革命政権によって1969年に公布された農地改革法の失われた記憶と影響を、インタビュー、アーカイブ映像、数多くのペルー映画の映像を用いて再構築し、ペルーで起こった革命の是非を振り返るドキュメンタリー。
1969年にベラスコ大統領率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法は、それまでのペルーの土地と市民権をめぐる闘争に大きな変革をもたらした。ベラスコ大統領は、先住民を半奴隷状態から解放した英雄と見る人と、彼が解体した地主寡頭制に不満を持ち独裁者と見る人とで、ペルー国内を二分する存在と言える。
本作では、ペルー革命前夜として、スペインからの独立を宣言してもなお続くスペイン植民地時代からの半封建主義的なペルーの社会構造が、アーカイブ映像と多数のインタビューや引用作品によって丁寧に語られ、ペルー革命からベラスコ政権の瓦解まで、社会の変化が鮮明に映し取られる。
映画『革命する大地』は、2024年4月27日(土)より全国順次公開。
作品情報
映画『革命する大地』
ベラスコ将軍率いる、いわゆる軍部革命政権によって1969年に公布された農地改革法の失われた記憶と影響を、インタビュー、アーカイブ映像、数多くのペルー映画の映像を用いて再構築し、ペルーで起こった革命の是非を振り返るドキュメンタリー。
監督:ゴンサロ・ベナべンテ・セコ
配給:ブエナワイカ
©2019 Autocinema
2024年4月27日(土) 新宿K’s cinemaほか全国順次公開