2010年製作の『ピアノ調律師』で、第37回セザール賞短編映画賞を獲得したオリバー・トレイナーが⻑編監督デビューを飾る 映画『ジュリア(s)』。
ピアニストとしての成功を夢⾒るジュリアの⼈⽣を、些細な選択の積み重ねによって、パリ・アムステルダム・ベルリン・NYとさまざまな場所で枝分かれし、交差する、4つの⼈⽣として描く本作の、予告映像が公開された。
主演には『社会から虐げられた⼥たち』(2021)や『ブラック・ボックス ⾳声分析捜査』(2021)にも出演する、ルー・ドゥ・ラージュ。そのほかに、ラファエル・ペルソナ、イザベル・カレ、グレゴリー・ガドゥボワなどの演技派が脇を固める。
予告映像では、運命的な出会いを果たすかどうか、交通事故を回避するかどうか、些細な選択をきっかけに枝分かれしていく彼⼥の⼈⽣が描かれる。幾通りもあった⼈⽣の選択肢から、かけがえのない“今”に繋がる⼈⽣賛歌を描く本作に、期待が高まる。
映画『ジュリア(s)』は5月5日(金・祝)よりシネマート新宿ほか全国公開。
2052年パリ。80歳の誕⽣⽇を迎えたジュリアはこれまでの充実した⼈⽣に満⾜しつつも、過去を振り返り⾃分が過ごしていたかもしれない別の⼈⽣に想いを馳せていた。ピアニストを⽬指していた17歳の秋。ベルリンの壁崩壊を知り友⼈たちとベルリンへ向かった⽇、もしバスに乗り遅れなかったら?本屋で彼に出会ってなかったら?シューマン・コンクールの結果が違ったら?私が運転していたら?ジュリアが頭に描いたのは、そんな何気ない瞬間から枝分かれしていった 4つの⼈⽣。そのどれもが決して楽ではないけれど、愛しい⼈たちとのかけがえのない⽇々で満たされていて眩しい。果たして、ジュリアが選び取った幸せな“今”につながるたった⼀つの⼈⽣とは︖
監督:オリバー・トレイナー
出演:ルー・ドゥ・ラージュ、ラファエル・ペルソナ、イザベル・カレ、グレゴリー・ガドゥボワ
配給:クロックワークス
©WY PRODUCTIONS–MARS FILMS–SND-FRANCE 2 CINÉMA
2023年5月5日(金・祝) シネマート新宿ほか全国公開