Nov 30, 2025 news

泉佐野フィルムフェス vol.2で『THE KILLER GOLDFISH』上映 堤幸彦監督・岡エリカ・窪塚洋介・森谷雄Pが登壇


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11月29日、「泉佐野フィルムフェスvol.2」(大阪府・エブノ泉の森ホール)で、映画『THE KILLER GOLDFISH』(ユキヒコツツミ名義/堤幸彦監督)が上映され、堤監督、主演の岡エリカ、窪塚洋介、森谷雄プロデューサーが登壇した。海外の映画祭を巡ってきた本作は、ロンドン国際ファンタスティック映画祭で“クレイジースト(craziest)”──“クレイジー”の最上級と評されるなど、高い評価を受けている。

本作は、金魚による不可思議な殺人事件を追う超常現象捜査チーム通称・マルチョウが、“ネアンデルタール人によるホモ・サピエンスへの復讐”という壮大な謎へ迫る異色作。クリエイティブコミュニティ「SUPER SAPIENSS」が制作した長編第1弾として、ロンドン、ポルトなど世界の映画祭で上映されてきた。

関西在住14年目の窪塚洋介は、自身の車を運転して会場に駆けつけたと明かし「この辺にゴルフ以外で来るのは不思議」と語って観客を笑わせた。劇中では大学教授役を演じているが「前回の『ファーストラヴ』(2021年)では“真っ当な夫役”で驚いたけれど、今回は1.5周回って癖が出た」と振り返った。また、息子・窪塚愛流も出演していることに触れると「親子で血だらけになって、ピザみたいになっていた」と笑った。

印象的な撮影エピソードとして窪塚は、ロケ地となった“廃病院”の恐怖を告白。「部屋の雰囲気が本当に怖くて、帰るときに塩を振ってもらいました」と振り返ると、観客から驚きの声が上がった。

映画『THE KILLER GOLDFISH』 ©2025 SUPER SAPIENSS


主演を務めた岡エリカは幼少期から声楽を学び、国内コンクールでは受賞歴を持つオペラ歌手。演技未経験ながら、オーディションで主演を勝ち取った。「撮影中は必死で、記憶が曖昧になるほど全力でした。監督やキャストと過ごした温かい時間が宝物」と語った。堤監督は「常人ではない、肝の座り方を見た瞬間に“この人しかいない”と思った」とキャスティングの理由を説明した。

森谷プロデューサーは、「SUPER SAPIENSSはプロと一般の境界を越えて、みんなで映画を作る仕組み。そのエネルギーが海外からの評価にも結びついた」と語り、コミュニティの強さを改めて強調した。

“ユキヒコツツミ”名義について堤監督は、「70歳になり心機一転。世界で届きやすい名前にしたかった」と説明し、「デビュー作の気持ちで、もっとインパクトのある作品を作っていきたい」と意欲を見せた。

終盤では続編の話題も。森谷プロデューサーは「続編を作らないと怒られる状況。すでに台本はあるので、ここから準備に入ります」と前向きな姿勢を示すと、窪塚は「僕は(話の展開上)出られないと思うけど、愛流もパート2に相当期待している。御歳暮もお中元も送っているから(よろしく)」と冗談交じりに期待感を込めた。

取材・文 ・撮影 / 平辻哲也

イベント情報
「泉佐野フィルムフェス vol.2」

世界から一番近い街の
作り手と観客が一番近い
映像×エンタメ
フェスティバル!

【開催概要】
開催日:2025年11月29日(土)~30日(日)

会場:エブノ泉の森ホール(大ホール・小ホール・マルチスペース 他)

主催:泉佐野フィルムフェス実行委員会

公式サイト izumisano-film