『GONIN』『死んでもいい』『天使のはらわた』シリーズで知られる映画監督の石井隆が、2022年5月22日に永眠してから3年。この度、没後3年にあわせて、特集上映「石井隆Returns」が開催される。この度、本上映の予告映像が公開された。


1970年代より、名美と村木の悲しい愛を描いた「天使のはらわた」の劇画家として人気を博し、日活ロマンポルノでは『赤い教室』『ラブホテル』などの脚本も担当、『天使のはらわた 赤い眩暈(めまい)』で映画監督デビューを果たした石井隆。その後も、『死んでもいい』『ヌードの夜』などの脚本・監督を担当し、名美と村木の“女と男の愛の姿”を、性愛と暴力を通して、叙情的に、かつ情熱的に描き上げた。




また『GONIN』では、これまでの男女の物語を抑え、社会で行き詰った5人の男たちが仕組んだ強盗計画の顛末を、壮絶なバイオレンス・アクションで描き、新境地を開く。その後も『黒の天使』シリーズ、『花と蛇』シリーズ、遺作となる『GONINサーガ』まで、唯一無二の美学、世界観でファンを魅了した。

そんな石井隆作品を特集するこの機会に上映される作品は、『死んでもいい』『ヌードの夜』『夜がまた来る』『天使のはらわた 赤い閃光』4本。映画監督としては初期作品で、これまで複雑な権利関係によりまとめて上映される機会が少なかった4作品が、初めてHDリマスター版でスクリーンで上映される。

石井隆が愛し、描き続けてきた「名美」というファム・ファタールを、大竹しのぶ(『死んでもいい』)、余貴美子(『ヌードの夜』)、夏川結衣(『夜がまた来る』)、川上麻衣子(『天使のはらわた 赤い閃光』)が、それぞれどのように演じているのかを、大きなスクリーンで見比べる貴重な機会になりそうだ。
特集上映「石井隆Returns」は、2025年6月6日(金)より全国順次上映。

石井隆監督没後3年にあわせて実施される特集上映。
【上映作品】
『死んでもいい』
『ヌードの夜』
『夜がまた来る』
『天使のはらわた 赤い閃光』
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
©サントリー/日活/ムービー・アクト・プロジェクト
©日活
©テレビ東京/キングレコード/ムービー・アクト・プロジェクト
©テレビ東京/キングレコード/ムービー・アクト・プロジェクト
2025年6月6日(金) シネマート新宿、池袋HUMAXシネマズ他 全国順次上映
公式サイト mapinc.jp/ishii-takashi