Jul 16, 2024 news

【独占】前作『インサイド・ヘッド』で“大人の感情”が登場しなかった理由とは 映画『インサイド・ヘッド2』

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『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『リメンバー・ミー』など、数々の心温まる感動の物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサーの最新作、映画『インサイド・ヘッド2』。この度、本作への“ちょっとした”疑問にケルシー・マン監督が答えてくれた。

前作『インサイド・ヘッド』はどんな人の中にも広がる“感情たち”の世界を舞台に描き、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した。そんな感動作の続編となる本作では、新たに“大人の感情”シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが登場する。

斬新な設定と世界観で世界中を夢中にさせた前作では、明るくて優しい頑張り屋さんの主人公の少女・ライリーの頭の中だけでなく、大人であるライリーの両親や友達、エンドロールでは犬や猫の頭の中などもユーモアたっぷりに描かれた。ここでひとつの疑問が頭に浮かぶ。前作ではどの人の頭の中にもヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの5つの感情しかいなかったが、本作では大人になっていくライリーの中に新たな“大人の感情”が登場するのは、どういったことなのか。

このことについてケルシー・マン監督は「それは確かに難しいところでした。新しい感情が登場することは最初から決めていましたが、それを『インサイド・ヘッド』に自然につなげなければなりませんし、非常に大事なことです。その解決法を僕たちは見つけることができました。大人だって恥ずかしいという感情を持っていますし、ティーンほどには強くないかもしれなくても確かにあります。もちろん、大人である僕の中にもその感情はあります。それがどこに行ったのかは、映画の中でちゃんと説明されます」と明かした。

さらに、1作目とつながる描写はそれだけではないという。ヨロコビたちのいる司令部の後ろに設置されている、ライリーの“信念の泉”に繋がるエレベーターについて監督は「『インサイド・ヘッド』でもこのエレベーターが背景として描かれてはいますが、まだそれが必要な年齢ではなかったので、それが何なのかその時はわからなかったんです。このように1作目とつなげるのはすごく楽しかったです」と語る。ライリーが大人になっていく中で広がり続ける“感情たち”の世界。新たに現れた“大人の感情”たちはライリーの幸せを願うがあまりヨロコビたちを司令部から追放してしまい、ライリーは自分らしさを失ってしまう。前作から少し“大人”になったライリーの物語に期待が高まる。

映画『インサイド・ヘッド2』は、2024年8月1日(木)より全国劇場公開。

作品情報
映画『インサイド・ヘッド2』

思春期を迎えちょっぴり大人になった主人公・ライリー。転校した学校にも慣れ、ライリーの頭の中の感情たちヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリは、ライリーが幸せに暮らせるように奮闘する毎日を送っていた。しかしある時、突然大きな“謎の警報”が頭の中に鳴り響く。感情たちが暮らす司令部が壊されてしまうが、そこでに新たにオレンジ色の感情「シンパイ」が現れて‥‥。

監督:ケルシー・マン

日本語版声優:大竹しのぶ, 多部未華子, 小清水亜美, 小松由佳 落合弘治,浦山迅、横溝菜帆, 村上(マヂカルラブリー),小清水亜美、小松由佳、落合弘治、浦山迅、花澤香菜、坂本真綾、武内駿輔、花江夏樹、中村悠一

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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2024年8月1日(木) 全国劇場公開

公式サイト disney.co.jp/movie/insidehead2