今年7月に映画化、主要キャスト玉山鉄二、深川麻衣が発表された映画『今はちょっと、ついてないだけ』は、30代から40代の人生模様を描き、これまで過ごしてきた時間を振り返りながら、「今だからこそ見える風景が、ここにある」と苦しみも哀しみも引き受けて、この先を生きるんだと勇気を与えてくれる物語。
この度、千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市の4都市の製作協力により撮影が開始するにあたり、玉山鉄二演じるかつてスター・カメラマンだった主人公・立花浩樹と出会い、夢破れた大人たちが暮らすシェアハウスで一緒に時間を過ごしていく人々と立花浩樹の過去に関わる重要人物を演じる、追加主要キャストが発表された。
リストラされてしまったテレビディレクター宮川良和役を演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、『るろうに剣心 最終章 The Final 』(21)、『孤狼の血 LEVEL2』(21)など、近年活躍がめざましい音尾琢真。超売れっ子の芸人だったが、5年間テレビから干されている会田健役を『事故物件 怖い間取り』(20)等に出演、俳優としても活躍する安田大サーカス団長安田。立花の過去に関わる伝説的仕掛人・巻島雅人役を『新聞記者』(19)等に出演、舞台、ドラマで活躍する高橋和也が演じる。
音尾は「なんだか不思議な気持ちになる脚本。生きている間は良い時もあれば悪い時もあり、限られた時間を生き抜いていかなければならない。流れに身を任せるように、この作品の撮影に臨んでいきたい」とコメント。団長安田は「どんな役柄かなと台本を確認したら僕だった!そんな等身大の役だからこそ、プレッシャーもあるが頑張りたい」と意気込み、そして高橋は「映画を観て人生も悪くないなって思えたらそれは幸せな事だと思う」と本作のテーマへの想いを語った。
その他、かとうかず子、山村美智、奥山佳恵、「仮面ライダーセイバー」のヒロイン(テレ朝/21)に出演等モデルとしても活躍する川津明日香、管楽器ガールズユニットMOSのリーダーでトロンボーンを担当しているErna(アーナ)、ドラマのみならず、TBS系朝の生放送番組「ラヴィット!」(水曜レギュラー)など、バラエティ番組でも活躍する大友花恋等の出演が決まった。
がむしゃらに働いて挫折をした人々が集まってきたシェアハウスを舞台に、疲れ果てている世代を包み込むような やさしい眼差しを持った物語、映画『今はちょっと、ついてないだけ』は、2022年春に全国公開。
かつて、世界の秘境を旅するテレビ番組で、一躍脚光を浴びた「ネイチャリング・フォトグラファー」の立花浩樹。バブル崩壊で全てを失ってから15年、事務所の社長に背負わされた借金を返すためだけに生きてきた。必死に働き、完済し、気付けば 40代に。夢も、恋も、何もかも諦めた日々を過ごすだけのある日、母親の友人から写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、撮影を通して、忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。もう一度やり直そうと、上京して、住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが集まっていた。住人たちと過ごす時間の中で、「心より欲しているものは何か」を見つめなおそうとする。
監督/脚本:柴山健次
原作:伊吹有喜「今はちょっと、ついてないだけ」(光文社文庫 刊)
出演:玉山鉄二、深川麻衣、音尾琢真、団長安田、高橋和也 ほか
配給:ギャガ
©2022映画『今はちょっと、ついてないだけ』製作委員会
2022年春 全国公開
公式サイト gaga.ne.jp/ima-tsui