Jul 16, 2025 news

トルコ出身の新鋭監督が描く、古代ギリシャの遺跡シデを舞台にしたひとりの女性の自分探しの旅 映画『わたしは異邦人』

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昨年の東京国際映画祭で〈アジアの未来〉部門の作品賞を受賞した、エミネ・ユルドゥルム監督第1回監督作品、映画『わたしは異邦人』の予告映像が公開された。

本作は、トルコ出身の女性監督エミネ・ユルドゥルムのデビュー作。地中海の面した古代都市シデを舞台に、アポロンやアテナなど、ギリシャ神話に登場する神々から着想を得た幻想的な物語を取り込みながら、ひとりの女性の母親を探す旅を、現代を生きる若き女性の成長譚に昇華させている。

この度公開されたする予告映像では、孤児だった主人公ダフネが、澄み切った地中海の青空の中、母親を探す姿が描かれる。そこに姿を現す、母親探しを手助けする不思議な者たち。この場所に何らかの想いを持つ者たちが交錯するなか、ダフネは“本当の自分”を見つけることができるのか。

映画『わたしは異邦人』は、2025年8月23日(土)より全国順次公開。

作品情報
映画『わたしは異邦人』

孤児として育ったイスタンブール生まれの新米霊能力者ダフネ。ヒト嫌いの彼女は人生を一かゼロかで捉えている。彼女が古代遺跡の残る地中海の古い町シデに来た目的は、長い間行方不明の母親を探すことだった。だが、ダフネの手許に残された唯一の手がかりは、遥か昔にトルコの名もない遺跡で撮影された、母親のぼやけた写真だけである。あてのない“人探し”を始めたダフネは、やがてマルクス主義革命家、娼婦、原始の巫女といった不思議な人々と出会い、彼らの協力を得て母親探しを続けるようになるのだが、彼らも見返りを求めてダフネに近寄って来たのだった‥‥。

監督・脚本:エミネ・ユルドゥルム

出演:エズキ・チェリキ、バルシュ・ギョネネン、セレン・ウチェル、ギセム・ウチェル、デニズ・テュルカリ

配給:パンドラ

2025年8月23日(土) ユーロスペースにてロードショー全国順次公開

公式サイト pan-dora.co.jp/ihojin/