Apr 13, 2023 news

ローマからシチリアへ、ノーベル賞作家の“遺灰”を運ぶトラブル続きの旅を描く 91歳の名匠パオロ・タヴィアーニ最新作 映画『遺灰は語る』

A A
SHARE

『カオス・シチリア物語』(1984)、『グッドモーニング・バビロン!』(1987)などで知られるイタリアの名匠タヴィアーニ兄弟。2018年に兄ヴィットリオが死去後、現在91歳の弟パオロが初めて⼀⼈で監督し、2022年のベルリン国際映画祭では国際映画批評家連盟賞を受賞した『遺灰は語る』。

イギリスの映画雑誌「Screen Daily」では、「ベルイマン、⿊澤、ヴァルダ、オリヴェイラ‥‥。その殿堂に仲間⼊りする重要な作品。」と高評価を得た本作の、予告映像が公開された。

本作の主⼈公は、あるノーベル賞作家の“遺灰”。1936年に亡くなった作家ピランデッロは、死に際し「遺灰は故郷シチリアに」と遺⾔を残すが、時の独裁者ムッソリーニは遺灰をローマから⼿放さなかった。戦後ようやく遺灰が故郷へ帰還することになるが、次々にトラブルが起こる。果たして、遺灰はシチリアにたどり着けるのか。

音楽は『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997)でアカデミー賞®作曲賞を受賞した名作曲家ニコラ・ピオヴァーニ。


イタリアの名匠が70年にわたるキャリアを経て到達した、映画の豊かさが凝縮された傑作に期待が高まる。

映画『遺灰は語る』は、6月23日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、 新宿武蔵野館ほか全国順次公開 。

作品情報
映画『遺灰は語る』

1936 年に亡くなった作家ピランデッロは、死に際し「遺灰は故郷シチリアに」と遺⾔を残すが、時の独裁者ムッソリーニは遺灰をローマから⼿放さなかった。戦後ようやく遺灰が故郷へ帰還することになるが、次々にトラブルが‥‥。遺灰はシチリアにたどり着けるのだろうか︖

監督・脚本:パオロ・タヴィアーニ
出演:ファブリツィオ・フェッラカーネ、マッテオ・ピッティルーティ、ロベルト・エルリツカ(声)

配給:ムヴィオラ

© Umberto Montiroli

2023年6月23日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、 新宿武蔵野館ほか全国順次公開

公式サイト moviola.jp/ihai