自然の原料を使い、様々な職人の手を経て作られてきた“和ろうそく”ができるまでを追ったドキュメンタリー、映画『炎はつなぐ』の予告映像が公開された。
本作は、写真家としてこれまで二十数冊の写真集や著書を出版し、先日「ひき石と24 丁のとうふ」(アリス館)で産経児童出版文化賞の大賞にも選ばれた大西暢夫の監督作品。写真家と並行して『水になった村』『オキナワへいこう』などのドキュメンタリー映画を監督してきた大西は、その最新作となる本作で、自然の原料を使い、様々な職人の手を経て作られてきた“和ろうそく”ができるまでを追う。




この度公開された予告映像は、ゆらめく和ろうそくの炎の映像から幕を開ける。木々にたわわに実ったハゼという実は、和ろうそくの蝋の原料となる。ハゼの実を収穫するのは”ちぎりこさん”という職人。続けてハゼの実から、蝋を絞り出す“木蝋職人”の仕事が映し出される。この過程で、ハゼの搾りかすが大量に出る。現代であれば産業廃棄物と呼ばれるようなものだが、実はこれが次の仕事に繋がることが明かされる。そのようにして、一切の廃棄物を出さずに職人の仕事が循環していく。




15年以上にわたり取材を続けてきた大西監督は、好奇心の赴くままに次々と職人たちとコミュニケーションをとりながらその技をカメラに収め、最終的に14の職人たちの仕事をまとめたドキュメンタリーを完成させた。
映画『炎はつなぐ』は、2025年7月19日(土)よりロードショー。

自然の原料を使い、様々な職人の手を経て作られてきた“和ろうそく”ができるまでを追ったドキュメンタリー映画。
監督:大西暢夫
配給:シグロ
© 2025 シグロ/大西暢夫
2025年7月19日(土) ポレポレ東中野ほかロードショー
公式サイト honoowatsunagu