動画配信サービス Netflixが、映像ディレクターの大根仁と、5年間にわたり新作のシリーズ・映画を複数製作し、独占配信していくことが発表された。
大根は、初監督映画『モテキ』で日本アカデミー賞話題賞受賞したほか、数多くのテレビドラマや映画で話題のエンターテインメント作品を生み出してきた。2022年には「エルピス-希望、あるいは災い-」で、日本のドラマ最高の栄誉であるギャラクシー賞大賞を受賞。今年Netflixで独占配信された「地面師たち」は、5週連続でNetflix 週間グローバルTOP10入り (非英語/シリーズ)を果たすなど大きな反響を呼んだ。
【コメント】
▼大根仁
「地面師たち」が配信されて2週間たった頃、Netflixから専属契約の提案を受けました。「はい、よろしくお願いします」と、自分でも驚くほど、その場で即答したのですが、その理由を考えると、配信メディアという、まだ映画やテレビドラマほどジャンルが確立していない、言ってしまえば“未開の荒地”であるその場所自体に、気持ちが惹きつけられたのだと思います。それと、「地面師たち」で初めて組んだNetflixのスタッフの“映像制作に対する意識の高さ”、これまで映画やテレビドラマでは体験できなかった“理想のクリエイティブ環境”、これらがとても大きかった。Netflixと始まる新たな企画・作品にワクワクしています。
▼坂本和隆(Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデント)
大根さんは「地面師たち」で、そのクリエイティブな才能を惜しむことなく発揮されました。スリリングなストーリーと人間味に溢れるクセになるキャラクター、そしてうねるようなビートで世界観を紡いでいく音楽も合わさって、一気見をする人が続出。2024年の暑い夏をさらに熱くした「地面師たち」は、Netflix史上、日本国内で最も多く視聴された作品の一つとなっています。私たちは、大根さんが切り取る唯一無二の独特な視点を通じ、まだ語られていないストーリーを発見し、世界中の視聴者を魅了する圧倒的なエンタテインメントを届けていきます。
Netflixシリーズ「地面師たち」は、世界独占配信中。
再び土地価格が高騰し始めた東京。辻本拓海はハリソン山中と名乗る大物不動産詐欺師グループのリーダーと出会い、「情報屋」の竹下、なりすまし犯をキャスティングする「手配師」の麗子、「法律屋」の後藤らとともに、拓海は「交渉役」として不動産詐欺を働いていた。次のターゲットは過去最大の100億円不動産。地主、土地開発に焦りを見せる大手デベロッパーとの狡猾な駆け引きが繰り広げられる中、警察が地面師たちの背後に迫る。騙す側と騙される側、そして地面師を追う刑事。三つ巴の争いは、度重なる不測の事態の果てに、狂気と欲望にまみれた地面師グループの間に亀裂を生じさせ、拓海の「過去」とハリソンの「因縁」を浮き彫りにしていく。
監督・脚本:大根仁
原作:新庄耕「地面師たち」(集英社文庫刊)
出演:綾野剛、豊川悦司、北村一輝、小池栄子、ピエール瀧、染谷将太、松岡依都美、吉村界人、アントニー、松尾諭、駿河太郎、マキタスポーツ、池田エライザ、リリー・フランキー、山本耕史
©新庄耕/集英社
Netflixにて世界独占配信中
作品ページ netflix.com/地面師たち