日本でも大ヒットした『世界の果ての通学路』(2012)のチームが、今度は“世界の果ての先生”に注目し、僻地で子供たちの学習環境を整えようと奮闘する3人の先生と学びに目覚めた子どもたちを描くドキュメンタリー、映画『世界のはしっこ、ちいさな教室』の予告映像が公開された。
就学費用がない、近くに学校がない、学校に先生がいないなど、さまざまな理由から小学校で学べない子どもたちが、世界には1億2100万人もいる。
シベリアの、雪深い遊牧民のキャンプ。ブルキナファソの熱帯の僻地の村。バングラデシュのモンスーンで水没した農村地帯。どこも学校へ赴任するだけでも一苦労の僻地ばかりだが、それぞれの地に、子供たちのため未来に明かりを灯そうと、熱意、工夫、根気で教壇に立つ先生がいた。
本作に登場するのは、識字率アップが国家の使命であるブルキナファソの新人教師であり2人の子どもの母でもあるサンドリーヌ、バングラデシュ北部のボートスクールで子どもや女性の権利を守るために粘り強く戦う若きフェミニストのタスリマ、広大なシベリアに暮らす現役の遊牧民でありエヴェンキ族の伝統の消滅を危惧するスヴェトラーナの3人の先生たち。孤立無縁の状況に心が折れかける先生を救うのは、日々進化する子どもたちの笑顔。
直面する困難も個性も3者3様の彼女たちだが、子どもたちに広い世界を知ってほしいという情熱だけを胸に、家族と離ればなれになっても、両親から反対されても、「子どもたちには明るい未来がある」と、信じる道を進み続ける。そんな彼女たちを追った、感動の教室ドキュメンタリーに期待が高まる。
映画『世界のはしっこ、ちいさな教室』は、2023年7月21日(金)より全国公開。
識字率アップが国家の使命であるブルキナファソの新人教師であり2人の子どもの母でもあるサンドリーヌ。バングラデシュ北部のボートスクールで、子どもや女性の権利を守るために粘り強く戦う若きフェミニストのタスリマ。広大なシベリアに暮らす現役の遊牧民でありエヴェンキ族の伝統の消滅を危惧するスヴェトラーナ。彼女たちが直面する困難も個性も3者3様。子どもたちに広い世界を知ってほしいという情熱だけを胸に、家族と離ればなれになっても、両親から反対されても、「子どもたちには明るい未来がある」と、信じる道を進み続ける。感動の教室ドキュメンタリー。
監督:エミリー・テロン
出演:サンドリーヌ・ゾンゴ、スヴェトラーナ・ヴァシレヴァ、タスリマ・アクテル
ナレーション:カリン・ヴィアール
配給:アルバトロス・フィルム
© Winds – France 2 Cinéma – Daisy G. Nichols Productions LLC – Chapka – Vendôme Production
2023年7月21日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
公式サイト hashikko-movie.com