Jun 03, 2024 news

【独占】「驚きに満ちた美しい物語」ジム・ブロードベント主演のロードムービー 映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』メイキングを含む特別映像公開

A A
SHARE

本国イギリスで初登場新作No.1の大ヒットを記録した、ジム・ブロードベント主演のロードムービー、映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』の特別映像が公開された。

本作の原作は世界36ヵ国で刊行され、英国文学最高の賞マン・ブッカー賞にノミネート、日本では2014年本屋大賞翻訳小説部門第2位に輝いた小説「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」(亀井よし子 訳/講談社文庫)。

主人公は、定年退職し、平凡な生活を送るハロルド・フライ。ある日、彼の元に1通の手紙が届く。差出人は、かつての同僚・クイーニー。ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるという。思いがけない突然の手紙に戸惑うハロルドだったが、返事を出そうと家の近くのポストに向かう。しかし、ハロルドはある言葉をきっかけに、まさかの旅へと一歩を踏み出す。目的地までは800キロ。イギリスを縦断する手ぶらの旅は、次第にイギリス中を巻き込む壮大な旅路となっていく。

この度公開されたのは、主人公のハロルドを演じたジム・ブロードベント、妻のモーリーン役を演じたペネロープ・ウィルトンほか、監督のヘティ・マクドナルドや原作者兼脚本のレイチェル・ジョイス、そして本作のプロデューサー陣が作品の魅力について語る特別映像。

映像では、800キロという道のりを歩いて旅に出たハロルドが、人生を振り返りながら一歩ずつ足を進めていく様子や、過去に起きた息子との確執や、妻との関わりを深く見つめ直す様子が映し出される。プロデューサーの一人であるマリリン・ミルグロムが「イギリス自体が重要なキャラクターになっていく」と明かす通り、その道中には、雄大で美しいイギリスの大自然が広がる。

さらに、約1800kmにも及ぶ移動距離を経て撮影された本作のメイキング風景も映し出される。ハロルドを演じたジム・ブロードベントと言えば『アイリス』でアカデミー賞を受賞、近年では『パディントン』シリーズのグルーバーさん役や『ハリー・ポッター』シリーズの魔法薬学の教授ホラス・スラグホーン役で広く知られる、英国きっての名優。メイキングでは、撮影時に天候が思い通りにいかず、激しい雨に打たれながらひたすら歩き続けるジム・ブロードベントの姿も。

手ぶらで歩き出したハロルドが、さまざまな人々と出会いながら悪天候も乗り越え、どうしてもクイーニーに会って伝えたかった“ある想い”とは。

映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』は、2024年6月7日(金)より公開。

作品情報
映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』

定年退職し、妻のモーリーンと平凡な生活を送るハロルド・フライ。ある日北の果てから思いがけない手紙が届く。差出人はかつてビール工場で一緒に働いていた同僚クイーニーで、ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるという。ハロルドは返事を出そうと家を出るが、途中で心を変える。彼にはクイーニーにどうしても会って伝えたい“ある想い”があった。ホスピスに電話をかけたハロルドは「私が歩く限りは、生き続けてくれ」と伝言し、手ぶらのまま歩き始める。歩き続けることに、余命わずかなクイーニーの命を救う願いをかけるハロルド。目的地までは800キロ。彼の無謀な試みはやがて大きな話題となり、イギリス中に応援される縦断の旅になるが‥‥。

監督 へティ・マクドナルド

原作 レイチェル・ジョイス「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」(亀井よし子 訳/講談社文庫)

出演 ジム・ブロードベント、ペネロープ・ウィルトン

配給:松竹

© Pilgrimage Films Limited and The British Film Institute 2022

2024年6月7日(金) 公開

公式サイト movies.shochiku.co.jp/haroldfry/