Mar 05, 2026 news

映画『ハムネット』 ポール・メスカルが「まさに天才」と語る撮影監督ウカシュ・ジャルによる映像美の秘密

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第98回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞などの主要部門含め合計8部門にノミネートされた、映画『ハムネット』。本作の美しい映像の秘密について、スタッフ、キャストが語る特別映像が公開された。

このたび公開されたのは、まるで絵画のような気品と静謐さをたたえた『ハムネット』の撮影の秘密が明かされる特別映像。「写実的な映像を目指した」という、クロエ・ジャオ監督。そのためには「すべてが対称性を意識して設計され、舞台背景のような役割を果たしているの。“この世は舞台よ”」と語り、構図そのものが物語を支える重要な要素であることを明かしている。

撮影監督を務めたのは、第96回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『関心領域』で世界的評価を受けたウカシュ・ジャル。『関心領域』では、固定的なロングショットや観察的なフレーミングを多用し、暴力を直接映さず音のみで存在させることで観客との間に意図的な“距離”を創出。冷徹な視点によって「無関心」という主題を視覚化した手腕が高く評価されたが、『ハムネット』では、自然光を生かした柔らかなライティングと人物に寄り添うカメラワークを採用。

ジャルは「静物画の素材を探すようにシンプルに撮った。現実の断片を映しながら俳優の表情や感情を観察し、彼らの目を通じて世界観を築いた」と振り返り、肌の質感や風、布の揺れといった繊細なディテールまで丁寧に捉え、喪失と愛の物語を“触覚的”に描き出したことを明かしている。

シェイクスピア役のポール・メスカルは「ウカシュはまさに天才」と称賛し、妻アグネス役のジェシー・バックリーも「真実だけを撮るから、人間としての経験を味わえるの」とコメント。作品ごとに撮影言語を大胆に変化させるジャルの表現力が、本作でどのように発揮されているのか、是非スクリーンで確かめたい。

映画『ハムネット』は、2026年4月10日(金)公開。

作品情報
映画『ハムネット』

舞台は16世紀イングランドの小さな村。薬草の知識を持ち、不思議な力を宿したアグネス・シェイクスピアと、作家としてロンドンで活動する夫ウィリアム・シェイクスピア、そして3人の子どもたちが描かれる。夫がロンドンで働くため、父親不在のなかで子どもたちを守り奮闘するアグネスだったが、やがて不運にも11歳の息子ハムネットを失う。

監督・製作総指揮:クロエ・ジャオ

製作:スティーヴン・スピルバーグ、サム・メンデス 

出演:ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィン

配給:パルコ ユニバーサル映画   

©2025 FOCUS FEATURES LLC.

2026年4月10日(金) 公開