6月10日(金)に全国公開が迫っている映画『はい、泳げません』。主演を務めるのは長谷川博己。NHK 大河ドラマ「麒麟がくる」以降、初の主演作品となる。彼は、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司を演じており、そんな主人公に水泳を教えるコーチ・薄原静香を綾瀬はるかが演じる。
大河ドラマ主演俳優の夢の映画初共演と話題となっている本作。この度、本編映像が公開となった。
その内容は、水泳教室入会シーン。
泳げない小鳥遊は、ひょんなことから、水泳教室の門戸をたたく。最初は見学だけのつもりだったが、「入会ですか?」と、笑顔で窓口に現れた水泳コーチの薄原に 「大丈夫、私が必ず泳げるようにします!」と、次のクラスを体験するように強引に誘われる。
一瞬にして顔がひきつり、普段の精悍とした哲学者の顔が消えた小鳥遊は、様々な言い訳を用意して抵抗するが、静香コーチは、軽快な返しで 水泳パンツやゴーグル、タオルまで、手際よく準備を進めていく。
脂汗をにじませ、固い表情の小鳥遊だったが、なんとそのままプールサイドに立つことに。水泳教室に通う主婦4人を前に、ぎこちなく自己紹介をする姿がなんともユーモラスだ。
ジタバタしつつも42歳にして新たなチャレンジを迎える姿に思わず声援を送りたくなる。彼の渾身の一歩を捉えた映像となっている。
本作は傷ついた人生に光を灯す、切なくて苦しくてちょっとおかしい感動作。泳げない男 と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語。
映画『はい、泳げません』は6月10日(金)より全国公開。
物語は現代。大学で哲学を教える小鳥遊雄司は、泳げない。水に顔をつけることも怖い。人間と水の関係についての頭でっかちな理屈ばかりをこねて、水を避けてきた雄司はある日、ひょんなことから水泳教室に通い始めることになる。訪れたプールの受付で、強引に入会を勧めたのが水泳コーチ・薄原静香だった。静香が毎日教える賑やかな主婦たちの中に、体をこわばらせた雄司がぎこちなく混ざる。その日から、陸よりも水中の方が生きやすいという静香と、水への恐怖で大騒ぎしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まる。それは、ある理由で水をおそれることになった雄司の、苦しくも再生の日々だった‥‥。
監督・脚本:渡辺謙作
出演:長谷川博己、綾瀬はるか、伊佐山ひろ子、広岡由里子、占部房子、上原奈美、小林薫、阿部純子、麻生久美子
配給:東京テアトル、リトルモア
©2022「はい、泳げません」製作委員会
2022年6月10日(金) 全国公開
公式サイト hai-oyogemasen.jp