辻村深月による同名小説を実写化する、映画『傲慢と善良』。この度、本作のW主演キャストと監督、あわせてイラストレーター・雪下まゆ描き下ろしたティザービジュアルと、場面写真が公開された。
主人公の架と真実はマッチングアプリで出会い婚約した直後、真実が突然失踪してしまう。彼女を探すうち<知りたくなかった過去と嘘>が明らかになる。すべてをさらけ出した2人がたどり着く“一生に一度の選択”を描くドラマティック恋愛ミステリー。
30代になりマッチングアプリで出会った真実と付き合うもなかなか将来を決めない「傲慢」な西澤架を演じるのは、『そして僕は途方に暮れる』で自身のイメージとは真逆のダメ男役を演じて好評を博した藤ヶ谷太輔。藤ヶ谷は、この小説に出会ったときから衝撃を受け「一番心に刺さって感銘を受けた小説。もし映像化されるなら絶対に自分が演じたい。」と思ったといい、その強い意志が伝わり架役を射止めた。
また、親の敷いたレールの上で「善良」に生きてきたが婚約直後謎の失踪をとげる真実役を演じるのは、奈緒。奈緒もまた「辻村先生の映画に出るのが夢だった」と語る。「ミステリー要素がありながら、人生の選択について見つめ直すことができる作品。誰のどの部分に共感するか、人によって解釈が変わる面白さもある。」と原作へのを熱い想いを明かした。
監督は『東京喰種トーキョーグール』や『サヨナラまでの30分』を手掛け、『ブルーピリオド』の公開も控える萩原健太郎。脚本は、ドラマ「最愛」を手掛けた清水友佳子が担当する。
また、あわせて公開されたティザービジュアルは、映画化に向けて、原作のカバーイラストを手掛けた新進気鋭のイラストレーター雪下まゆによって、原作版の「その先の物語」を表現するイラストが描き下ろされた。