Jun 04, 2022 news

夢を絶たれた男が旅立ちを決意 映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』本編映像が公開

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『キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-』(09)で第62回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞、『ローサは密告された』(16)など、不条理な社会でもがきながら懸命に生きる人々を撮り続けてきたフィリピンの名匠ブリランテ・メンドーサが描く感動の実話、映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』。

本作の主人公・尚生は、義足のために日本でのプロボクシングライセンスが取得できず、夢を叶えるためフィリピンへと渡る。そこではプロを目指すボクサーたちの大会で3戦全勝すればプロライセンスを取得でき、さらに義足の尚生も毎試合前にメディカルチェックを受ければ同じ条件で挑戦できる。

この度、尚生の旅立ちのきっかけをとらえた本編映像が公開された。

映像は、ジムでのトレーニングを終えた尚生が義足を外すシーンから始まる。場面が変わると、自宅のベッドで険しい表情を見せる尚生。その手にある封筒は、日本ボクシング委員会から届いた、義足のためプロボクサーライセンスの申請を却下するという通知書だった。

別に特別なんかじゃない。ボクサーとしての実力があるにも関わらず、“義足”ということだけでプロへの道を閉ざされてしまう。絶対に夢を諦めたくない。通知書を受け取った尚生は、プロボクサーとしてリングに立つためにフィリピンに行くことを決意する。夢にむかって第一歩を踏み出す“義足のボクサー”に、どんな試練が待ち受けるのか。

社会に受け入れられない不条理に抗う主人公の姿勢が、観客の胸を熱くする。映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』は、沖縄・TOHOシネマズ日比谷にて先行公開中、6月10日(金)より全国公開。

作品情報
映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』

ボクサーとして実力があるにもかかわらず、“義足”であることから日本で叶わなかったプロの夢を追いかけて、フィリピンのリングに立つ尚生。「その足はどうした」―コーチとなった元世界チャンプのルディは驚くが、激しいトレーニングを開始。だが、尚生の身を案じたルディは、対戦相手に金を渡してしまう。怒りをあらわにする尚生は、更に激しいトレーニングを続け、「今度は自力で勝つ」と誓って運命のリングに上がるのだが‥‥。

監督:ブリランテ・メンドーサ

プロデューサー:山下貴裕、クリスマ・マクラン・ファジャード、尚玄

出演:尚玄、ロニー・ラザロ、ビューティー・ゴンザレス、南果歩

配給:彩プロ

©2022「義足のボクサー GENSAN PUNCH」製作委員会

先行公開中 沖縄 / TOHOシネマズ日比谷
2022年6月10日(金) 全国公開

公式サイト gisokuboxer.ayapro.ne.jp