Oct 18, 2022 news

『銀河英雄伝説』が4Kリマスターで蘇る!「わが征くは星の大海」「新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)」の2作品劇場公開

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田中芳樹の傑作小説「銀河英雄伝説」刊行40周年を記念し、アニメシリーズのすべてのはじまりとなった1988年公開『わが征くは星の大海』と、シリーズ屈指の傑作として名高い1993年公開『新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)』の劇場版2作品が、35mmの原盤フィルムからスキャニングした4Kリマスター版としてそれぞれ2週間限定で劇場公開される。

本作は、銀河帝国軍のラインハルト・フォン・ローエングラムと、自由惑星同盟軍のヤン・ウェンリーという2人の英雄の対決を軸に、銀河の興亡を描く。豪華レジェンド声優陣が、総勢約610名ものキャラクターを一人一役演じたことから “銀河〈声優〉伝説”という異名も。

この度、4Kリマスター素材から作り、新日本フィルハーモニー演奏の録りおろしのボレロが流れる予告映像が公開された。

『わが征くは星の大海』は、OVAシリーズがスタートする前に制作されたアニメ銀英伝の記念すべき第1作目。劇伴には、ドイツ・シャルプラッテンのクラシック楽曲が使われているほか、本作のために録りおろした、当時第2代音楽監督だった井上道義の指揮による新日本フィルハーモニーが演奏する「ボレロ」を「フル尺=約14分間」ぶっ通しで使用し、物語の最大の見せ場を盛り上げている。

予告映像は、全編このボレロの楽曲を使って構成され、“常勝の天才”と呼び名をもち数々の戦果をあげ19歳で大将になったラインハルトと“不敗の魔術師”の呼び名をもちながら戦争を嫌う28歳の智将ヤン・ウェンリーが、はじめてお互いの存在を意識し、敵対しながらも敬いあう姿に焦点をあてたものに仕上がっている。また予告映像のナレーションを務めたのは、屋良有作。全アニメシリーズのナレーションを務めているほか、『わが征くは星の大海』では、帝国軍の兵士クルト伍長も演じている。

当時から本作含む、シリーズの音響監督を務め、今回のリマスター作業に加わった明田川進は「今回の4Kリマスターによって、非常に音域の広い、奥深い作品に生まれかわりました。素晴らしいスペースオペラに仕上がったと思います。」とコメントし、シリーズ屈指の傑作としても名高い『新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)』で監督を務め、4Kリマスター作業に加わった清水恵蔵も「改めて、手描きのアニメーションは“生命感”があっていいなと思いました。4Kにする過程で、セル画の温かい感じを大事にしてもらいました。」と語った。

また、10月28日(金)より前売鑑賞券【4Kポスター版/ムビチケカード】がメイジャー公式サイト・各種プレイガイド他にて発売をスタートし、〈劇場販売限定〉となる公開当時のポスタービジュアルを使用した【復刻ビジュアル版/ムビチケカード】が、11月25日(金)より公開劇場にて発売となる。

映画『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海 4Kリマスター』は12月30日(金)より、『銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア) 4Kリマスター』は2023年1月13日(金)より2週間限定で劇場公開。

作品情報
映画『銀河英雄伝説 4Kリマスター』

田中芳樹の傑作小説「銀河英雄伝説」刊行40周年を記念し、アニメシリーズのすべてのはじまりとなった1988年公開『わが征くは星の大海』と、シリーズ屈指の傑作として名高い1993年公開『新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)』の劇場版2作品が、35mmの原盤フィルムからスキャニングした4Kリマスター版として蘇る。

■『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海 4Kリマスター』

監督:石黒昇
原作:田中芳樹(東京創元社 刊)
声優:堀川りょう、富山敬、広中雅志、井上和彦、森功至、若本規夫、徳丸完、大木民夫、柴田秀勝、政宗一成、大林隆介、戸谷公次、古川登志夫、石丸博也、鈴置洋孝、塩沢兼人、石塚運昇、菊池正美、堀内賢雄
ナレーション:屋良有作

2022年12月30日(金) 劇場公開

『銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア) 4Kリマスター』

監督:清水恵蔵
原作:田中芳樹(東京創元社 刊)
声優:堀川りょう、富山敬、広中雅志、田中秀幸、潘恵子、小山茉美、小林修、井上和彦、二又一成、佐々木望、宮内幸平、キートン山田、内海賢二、納谷悟朗、徳丸完、速水奨、石塚運昇、土師孝也、石丸博也、森功至、若本規夫、柴田秀勝、阪脩、小林清志 
ナレーション:屋良有作

2023年1月13日(金) 劇場公開

配給:カルチュア・パブリッシャーズ

©︎田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー ©︎加藤直之

公式サイト ginei.jp
公式ポータルサイト ginei.club