Nov 24, 2022 news

吹替ナレーションを務めた本木雅弘が“夭折の名優”を語る 『ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭』

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フランス映画史上に燦然と輝くスター、ジェラール・フィリップ の生誕100周年を記念した映画祭「ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭」。

1922年にフランス・カンヌで生まれ、1959年に36歳でこの世を去った、フランス映画史上最も愛された夭折の名優、ジェラール・フィリップ。正統派美男スターとして、スタンダール原作の文芸大作『赤と黒』(1954)や、画家モディリアーニを演じた『モンパルナスの灯』(1958)など数多くの名作に出演。クロード・オータン=ララ、ルネ・ クレマン、ルネ・クレール、イヴ・アレグレ、マルセル・カルネ、ルイス・ブニュエル、ロジェ・ヴァディムら数々の名監督に愛され、幅広い役柄に挑戦し、世界中で愛されてきた。

今回の映画祭では目玉として、生誕100周年を記念して製作され、今年の5月に開催された第75回カンヌ国際映画祭クラシック部門でプレミア上映された最新ドキュメンタリー映画『ジェラール・フィリップ 最後の冬』がラインナップ。「冷静で感動的な年代記」(ル・モンド紙)と高く評価され、2020年にフランスの文学賞、ドゥ・マゴ賞を受賞した「ジェラール・フィリップ 最後の冬」(中央公論新社/ジェローム・ガルサン著/深田孝太朗 訳)を元に、ジェラール・フィリップの生い立ちから、駆け抜けた人生の軌跡を描いた内容。

ジェラール・フィリップがいかにしてスター俳優になったのか、俳優としてのキャリアを描く一方で、ハリウッドからの高額なオファーを断り、お金に困っていた旧友の演劇に出演していたこと。1944年8月のパリ解放の時にはパリ市庁舎の奪回にも協力するなど、対ナチ・レジスタンス運動へ参加していたこと。

戦後には、コミュニストとして熱心に活動するなど、妻のアンヌにも背中を押され、自分の名声を正義と平和と理想のために捧げたこと。1959年の夏、病に倒れてからも、復帰に向けて野心的に舞台の企画を立てていたこと‥‥出演映画のメイキングや貴重な舞台の映像、家族とのプライヴェートフィルムなど、最新技術でレストアされた未公開の秘蔵映像を使いながら、これまであまり明かされることのなかった「人間」ジェラール・フィリップの知られざる真実を映し出す。

本作の全編吹替ナレーションは、俳優の本木雅弘が務めており、この度、本木がジェラール・フィリップを語る、3つの動画が解禁された。

特別映像:ジェラール・フィリップとの出会い
特別映像:好きなジェラール・フィリップの作品
特別映像:『ジェラール・フィリップ 最後の冬』を観て