Oct 10, 2025 news

漫画「はだしのゲン」は、なぜいまなお私たちを熱くするのか その誕生から現在を見つめるドキュメンタリー 映画『はだしのゲンはまだ怒っている』

A A
SHARE

反戦漫画「はだしのゲン」の“誕生”から“現在”を見つめるドキュメンタリー映画『はだしのゲンはまだ怒っている』の予告映像が公開された。

アメリカが広島に落とした原子爆弾で被爆し、家族を失った少年ゲンが、貧困や偏見に苦しみながらも力強く生き抜く姿を描いた漫画「はだしのゲン」。主人公・ゲンのモデルは、6歳で原爆を体験した作者の中沢啓治さん自身。

「週刊少年ジャンプ」での連載が始まった 1973年から半世紀、25ヶ国で翻訳出版され世界中で読まれ続けてきたが、近年は「描写が過激」「間違った歴史認識を植え付ける」と、学校図書館での閲覧制限を求める声が上がったり、広島市の平和教材から消えるなどして、大きな議論を呼んでいる。

なぜ、いまなお一作の漫画がこれほどまでに私たちを熱くするのか。本作は、2024年9月に放送され、メディア・アンビシャス映像部門大賞、第15回衛星放送協会オリジナル番組アワード番組部門〈ドキュメンタリー〉最優秀賞などを受賞したBS12スペシャル「『はだしのゲン』の熱伝導 ~原爆漫画を伝える人々~」を映画化。

監督は、数々の傑作ドキュメンタリー番組の演出を手がけ、本作が映画初監督作品となる、込山正徳。映画化に際して、大島新と前田亜紀が共同プロデューサーとして参加した。

映画『はだしのゲンはまだ怒っている』は、2025年11月14日(⾦)広島にて公開。11月15日(土)より全国順次公開。

作品情報
映画『はだしのゲンはまだ怒っている』

不朽の反戦漫画「はだしのゲン」の誕生から現在を見つめるドキュメンタリー映画。

企画・監督・編集:込⼭正徳

配給:アギィ

© BS12 トゥエルビ

2025年11月14日(⾦)  広島・サロンシネマにて公開
2025年11月15日(土)  東京・ポレポレ東中野 ほか全国順次公開

公式サイト gen-angry