世界で活躍し、2024年4月21日に旅立ったピアニストのフジコ・ヘミング。さまざまな困難を乗り越え60代で人気ピアニストとなった波乱万丈な彼女の12年間を追い続けた最後のドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミング 永遠の音色』の本予告映像と本ビジュアルが公開された。

本作ではその生き様から生まれた心揺さぶる演奏だけでなく、初公開となるフジコのインタビュー映像や絵日記、本作で存在が明らかになる異母妹エヴァにストックホルムで実施したインタビュー映像、俳優だった弟ウルフが語る新たな真実などが映し出される。




そんな本作のナレーションは、2003年に放映されたスペシャルドラマ「フジ子・ヘミングの軌跡」でフジコを熱演し、プライベートでも親交があった菅野美穂が担当する。




【コメント】
▼菅野美穂
フジコさんの訃報にふれて、他にない喪失感を抱いておりましたが、今回の映画で、永遠に輝きの変わらない音色をおいて行ってくださったのだなあと思いました。また、長くひとつの事に向き合ったからこその含蓄ある、貴重な本音のインタビューにハッとしました。フジコさんのお好きだった猫の様に、誰にでも見せた訳ではないであろう素顔に、この映画では触れられて、魅了されました。
▼小松莊一良(監督)
フジコさんはクラシックの事を知らなくても人々の心に届く音楽を奏でたアーティストです。そんなフジコさんのナチュラルな姿を撮りたかったので1日カメラをまわしっぱなしで置いておいたことも。パリの自宅では食事をしながら恋愛話を、故郷のベルリンでは人生に苦労した話など。旅先で僕たちはたくさん話をしました。今回映画の中で初公開する日記を、菅野美穂さんに情感豊かに読んでいただき、フジコさんの当時の心情がより伝わってきました。「演奏にはその人の心が現れるのよ」、毎日を清らかに生きようとし、いつも弱き人や小さな命にも心をかたむけたフジコさん。自分の音楽が救いになればと願っていた人でした。
映画『フジコ・ヘミング 永遠の音色』は、2025年10月24日(金)より全国順次ロードショー。

世界で活躍し、2024年4月21日に旅立ったピアニスト フジコ・ヘミング。情感あふれる演奏で国内外多くの人の心をとらえ、“魂のピアニスト”と呼ばれていた。様々な困難を乗り越え60代で人気ピアニストになった波乱万丈な人生。12年間追い続けたからこそ迫ることができたフジコの素顔と美しい音色が刻まれた最後のドキュメンタリー。
監督・構成:小松莊一良
出演:フジコ・ヘミング
ナレーション:菅野美穂
配給:日活
©2025「フジコ・ヘミング 永遠の音色」フィルムパートナーズ
2025年10月24日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
公式サイト fuzjko-movie