Feb 22, 2023 news

一歩踏み出す希望と勇気を与え、諦めたくなった人の背中を押してくれる 映画『不思議の国の数学者』

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韓国を代表する名優チェ・ミンシク主演、本作で初の長編映画に挑戦するパク・ドンフンが監督を務める映画『不思議の国の数学者』。

素性を隠して高校の警備員として働く脱北者の天才数学者イ・ハクソン(チェ・ミンシク)が、数学の苦手な高校生ハン・ジウ(キム・ドンフィ)と出会い数学を教える中で、自身も数学を通して人生を見つめ直していくという物語。この度、本作の予告映像と場面写真が公開された。

https://youtu.be/b-LjDVcxZOo

予告映像は、ハクソンとジウが夜、雨の降る中出会うシーンから始まる。ハクソンがジウの数学の練習問題を全て解いてしまったことをきっかけに、ジウはハクソンから数学を教わるようになる。

パク・ドンフン監督は、本作の演出意図について「『不思議の国の数学者』を構想しながら、目標を達成できなかった子どもたちを責めるのではなく、温かく励ますような親の姿を思い浮かべた」と演出意図を話した。

またアメリカの有名な数学者ジョン・フォン・ノイマンの名言を応用した「数学は単純だ。信じろ。今に分かる。人生のほうがよほど複雑だから」というセリフを通して、人生の答えはひとつではないことを伝えている。

「人生の根本に問いかける映画だ。正しい生き方、価値のある人生に対する問いがシナリオに込められている」とチェ・ミンシクが言ったとおり、イ・ハクソンの姿は正解よりも答えを導く過程が大切であることを気づかせてくれる。

とにかく「努力すればいい」という漠然としたメッセージではなく、大変で諦めたくなったときほど、周りに目を向ければ光を見い出すことができるのだという励ましをこの映画で伝えている。

また本作では、元経済部記者である脚本家や物理学の教授らの専門家を総動員。数学が苦手な人でも映画を楽しめるよう、日常の中にある数学をわかりやすく描いている。

映画『不思議の国の数学者』は、4月28日(金)よりシネマート新宿ほか全国公開。

作品情報
映画『不思議の国の数学者』

学問と思想の自由を求めて脱北した天才数学者ハクソン(チェ・ミンシク)。彼は自分の正体を隠したまま、上位1%の英才が集まる名門私立高校の夜間警備員として生きている。冷たく不愛想なため学生たちから避けられているハクソンは、ある日、ジウ(キム・ドンフィ)に苦手な数学を教えてほしいとせがまれる。正解だけをよしとする世の中でさまよっていたジウに問題を解く「過程」の大切さを教える中で、ハクソンは予期せぬ人生の転換点を迎えることとなる。

監督:パク・ドンフン

出演:チェ・ミンシク、キム・ドンフィ、パク・ビョンウン、パク・ヘジュン、チョ・ユンソ

配給:クロックワークス

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2023年4月28日(金) シネマート新宿ほか全国公開

公式サイト klockworx-asia.com/fushigi/