Aug 17, 2022 news

映画『復讐は私にまかせて』 伝統武術シラッド使いの肉弾アクションシーン本編&メイキング映像公開 

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第74回ロカルノ国際映画祭金豹賞を受賞したインドネシア発の独創的な愛と復讐のドラマ、映画『復讐は私にまかせて』。

監督は、国内外で多くの受賞歴を誇るインドネシア映画の俊英エドウィン。往年の香港カンフー映画、タランティーノ、Jホラーへのオマージュをうかがわせる仕掛けは観客の好奇心を駆り立て、バイオレンス、コメディ、エロスのエッセンスを散りばめた世界は、予測不能のスリルにみなぎっている。

このたび起伏に富んだ採石場を舞台に繰り広げられる熾烈な肉弾アクションシーンの一部をメイキング映像とともに公開された。

勃起不全による苛立ちのはけ口を求めるように、ケンカ相手を物色する主人公のアジョは、悪名高き実業家のレベを叩きのめしてやろうと思い立つ。

しかし採石場に乗り込むと、レベに雇われた女ボディガードのイトゥンが立ちはだかる。
華奢な外見からは想像もつかないほど身体能力が高く、好戦的なイトゥンは、インドネシア伝統武術シラットの使い手だった。さすがのアジョもイトゥンの猛攻に大苦戦を強いられ、互角のファイトの末に両者ノックダウン。
それがふたりの運命的な恋の始まりだった‥‥。

主人公アジョを演じるマルティーノ・リオとヒロインのイトゥン演じるラディア・シェリルは撮影に入る 2カ月前からアクション練習を開始して、本作に挑んだという。

イトゥン役のラディア・シェリルは、今までアクション経験がなく本作が初となる。伝統武術シラットを使いこなす手練れの殺し屋という役柄の為、ハードな練習を積み重ね、初めてとは思えないほどの見事なアクションを披露している。

プロデューサーのメイスクは、2人のアクションシーンについてこう語る。
「2人にとって、アクションシーンはかなり 難しい場面だったと思います。2人ともほとんどのアクションシーンはスタントを使わずに本人が演じています。

特にアジョとイトゥンが最初に出会った採石場での戦闘シーンは、どちらにとっても最も難しいシーンだったと言えます。高度な足技や寝技などを使う場面でしたが、すべて本人たちが演じています」

公開されたメイキング映像では、その埃立つ採石場で黙々と練習に励んでいる様子、山場から転がり落ちる様子、組み手の練習中に腰を負傷し、治療を受けている様子など過酷な撮影現場が映っている。

映画本編では、今回公開されたアクションシーン以外にも、アジョとイトゥンのキレッキレのアクションが満載だ。
映画『復讐は私にまかせて』は、8月20日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて劇場公開。

作品情報
映画『復讐は私にまかせて』

1989年、インドネシアのボジョンソアン地区でケンカとバイクレースに明け暮れる青年アジョ・カウィルが、クールで美しく、男顔負けの強さを持つ女ボディガードのイトゥンとの決闘に身を投じ、情熱的な恋に落ちる。実はアジョは勃起不全のコンプレックスを抱えていたが、イトゥンの一途な愛に救われ、ふたりはめでたく結婚式を挙げる。しかし幸せな夫婦生活は長く続かなかった。アジョから勃起不全の原因となった少年時代の秘密を打ち明けられたイトゥンは、愛する夫のために復讐を企てるが、そのせいで取り返しのつかない悲劇的な事態を招いてしまう。暴力と憎しみの連鎖にのみ込まれた彼らの前に、ジェリタという正体不明の“復讐の女神”が舞い降りるのだった。

監督:エドウィン

撮影:芦澤明子

出演:マルティーノ・リオ、ラディア・シェリル、ラトゥ・フェリーシャ、レザ・ラハディアン ほか

配給:JAIHO

Ⓒ 2021 PALARI FILMS. PHOENIX FILMS. NATASHA SIDHARTA. KANINGA PICTURES. MATCH FACTORY PRODUCTIONS GMBH. BOMBERO INTERNATIONAL GMBH. ALL RIGHTS RESERVED

2022年8月20日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国公開

公式サイト fukushunomegami.com