第74回ロカルノ国際映画祭金豹賞を受賞したインドネシア発の独創的な愛と復讐のドラマ、映画『復讐は私にまかせて』。向かうところ敵なしの若きケンカ野郎のアジョ・カウィル(マルティーノ・リオ)は、過去のトラウマを引きずりED(勃起不全)に悩んでいた。そんな矢先に出会った女性が、伝統武術のシラットを駆使する女ボディガードのイトゥン(ラディア・シェリル)だった。名うての強者同士であるアジョとイトゥンは、互角のファイトの果てに激しい恋に落ちるが‥‥。
この度、予告映像&メインビジュアルが公開された。
冒頭、ケンカ野郎のアジョが意気揚々とバイクレースに挑むシーンから始まる。そんな負け知らずの男の前に突如現れた、シラットを駆使する最強のボディガードのイトゥンは、採石場を舞台に華奢な身体からは想像できないアクションを繰り広げ、アジョを投げ飛ばすなど、スタント無しの壮絶な肉弾アクション・シーンが目を引く。
互角の決闘の果てに強く惹かれあっていく2人‥‥アジョはED(勃起不全)のため、イトゥンを幸せにできないのではと思い悩むが、イトゥンのピュアで一途な愛で、とうとう2人は結ばれ、穏やかで幸せな時間が流れる。しかし、イトゥンとの幸せな結婚生活を送るために、アジョは裏社会の殺しの依頼を引き受けてしまう。さらにイトゥンの幼なじみの悪党ブディが2人の仲を引き裂こうとするなど、彼らの人生の歯車は大きく狂い始める。お互いの為に奔走しあうアジョとイトゥン。予告映像の最後に映る、ベールをはいだ謎の女の正体とは?
本作では黒沢清、沖田修一ら名だたる映画監督から絶大な信頼を受ける名手、芦澤明子がエドウィン監督からの熱烈オファーを受けて撮影を担当。コダックの16ミリフィルムを採用した映像の鮮烈な色彩、豊かな陰影、ざらついた質感が、物語の魔法めいたロマンティシズムの美しさ、暴力のまがまがしさを際立たせ、嵐のような愛と復讐のドラマを魅惑的にきらめかせている。
また、往年の香港のカンフー映画、クエンティン・タランティーノ作品やJホラーへのオマージュをうかがわせる本作。エドウィン監督の独創的な映像世界にあわせた大胆なテロップ使いも光る。映画『復讐は私にまかせて』は、8月20日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国公開。
1989年、インドネシアのボジョンソアン地区でケンカとバイクレースに明け暮れる青年アジョ・カウィルが、クールで美しく、男顔負けの強さを持つ女ボディガードのイトゥンとの決闘に身を投じ、情熱的な恋に落ちる。実はアジョは勃起不全のコンプレックスを抱えていたが、イトゥンの一途な愛に救われ、ふたりはめでたく結婚式を挙げる。しかし幸せな夫婦生活は長く続かなかった。アジョから勃起不全の原因となった少年時代の秘密を打ち明けられたイトゥンは、愛する夫のために復讐を企てるが、そのせいで取り返しのつかない悲劇的な事態を招いてしまう。暴力と憎しみの連鎖にのみ込まれた彼らの前に、ジェリタという正体不明の“復讐の女神”が舞い降りるのだった。
監督:エドウィン
撮影:芦澤明子
出演:マルティーノ・リオ、ラディア・シェリル、ラトゥ・フェリーシャ、レザ・ラハディアン ほか
配給:JAIHO
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2022年8月20日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国公開
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