本年度、第97回アカデミー賞の長編アニメーション映画賞・国際長編映画賞にノミネートされている、映画『Flow』。この度、本作の日本版予告映像が公開された。
本作は、ラトビア出身のクリエイター、ギンツ・ジルバロディス監督の長編2作目。2024年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でプレミア上映を飾り、同年のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞、観客賞含む4冠を受賞。2025年ゴールデングローブ賞では『インサイド・ヘッド2』『野生の島のロズ』『モアナと伝説の海2』ら錚々たるビッグタイトルをおさえてアニメーション映画賞を受賞。アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞では、長編インディペンデント作品賞、脚本賞を受賞した。2025年アカデミー賞では長編アニメーション賞、国際長編映画賞の2部門にノミネートされている。
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世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある1匹の猫は居場所を後に旅立つ事を決意する。流れて来たボートに乗り合わせた動物たちと、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われることに。しかし彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、たくましくなっていく。
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予算約6億円、Blenderというオープンソースソフトウェアで制作された異例尽くしの本作に、ウェス・アンダーソン監督は「まったくユニークで、夢中にさせられる」、日本でも大ヒット中の『ロボット・ドリームズ』を手掛けたパブロ・ベルヘル監督は「美しく、感動的で、奥深い」とコメント。そのほか『ホールド・オーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』を手掛けたアレクサンダー・ペイン監督、『コーダ あいのうた』監督脚本のシアン・ヘダー、『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督ら、オスカー受賞経験のある監督たちからも絶賛の声が集まっており、アカデミー賞受賞結果にも期待が高まる。また、日本のクリエイターからも賞賛の声が寄せられている。
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【著名人コメント(順不同/敬称略)】
▼細田守(アニメーション映画監督)
物言わぬ動物たちが危機に瀕して奮闘するスリリングな逞しい姿に、命のきらめきと尊厳を見る。その瞳に込められた音なき言葉を、息を殺して聴け。
▼押山清高(アニメーション監督)
映画は、観る人を乗せる小舟だ。
猫に化けたギンツ監督の視点で、どこか人間社会を見ているような没入感がある。
それが、愛らしい動物達の姿で描かれるから、人間は未熟でか弱く健気で、そして、大きな流れの中で色鮮やかに生かされている事に気づかされるのだ。
▼藤本タツキ(漫画家)
多分クリエイターなら皆
ずっとこういう作品を作りたかったと思います。
少なくとも僕は思っていました。
言葉が少なく、でもエモーショナルな物語はちゃんとあるものに憧れがありましたが『Flow』はその100点みたいな作品でした。
見ている途中ずっとこれを作りたかったという気持ちと、猫達に早くゴハンを食べさせてあげて!と夢中で見ていました。
映画『Flow』は、2025年3月14日(金)よりロードショー。
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世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある1匹の猫は居場所を後に旅立つ事を決意する。流れて来たボートに乗り合わせた動物たちと、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われることに。しかし彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、たくましくなっていく。彼らは運命を変える事が出来るのか?そして、この冒険の果てにあるものとは‥‥。
監督:ギンツ・ジルバロディス
配給・宣伝:ファインフィルムズ
©Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.
2025年3月14日(金) TOHOシネマズ 日比谷他にてロードショー
公式サイト flow-movie