May 31, 2022 news

突然訪れた家族でいられるタイムリミット フランスを涙で包んだ感動作、映画『1640日の家族』特別映像公開

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フランスを涙で包んだ実話に基づく感動作、映画『1640日の家族』(原題『La vraie famille』)が
7月29日(金)より全国公開される。これを記念して、その特別映像が公開された。

本作は、さまざまなかたちの家族にエールを贈る奇跡の物語。
生後18ヵ月のシモンを受け入れた里親のアンナと夫のドリス。2人の息子とは兄弟のように育ち、幸せな4年半が過ぎようとしていた。ところがそんなある日、実父のエディからシモンを手元で育てたいという申し出があり、突然家族でいられるタイムリミットが決められてしまう。

監督は代理母の恋をコミカルに描いた長編デビュー作『ディアーヌならできる』(17)が、第9回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルで映画監督審査員賞を受賞したファビアン・ゴルジュアール。
彼が子どものころ、両親が里子を迎えて4年半一緒に暮らした、人生を変えたこの経験をいつか映画にしたいと思い続け、本作で念願の企画が実現。

複雑な愛情関係を脚本に落とし込むなかで、監督が参考にしたのは『キッド』(1921)や『クレイマー、クレイマー』(79)、『E.T.』(82)といった傑作群。家族の深い愛と絆を描く新たな珠玉作が誕生した。

6歳のシモン役には、公園で母親と遊んでいるところを監督とキャスティング・ディレクターによって見いだされた、演技初挑戦のガブリエル・パヴィ。映画初出演にして一躍スターダムにのしあがった『存在のない子供たち』(18)のゼイン・アル=ラフィーアや『ミナリ』(20)のアラン・キムに継ぐ、新たな天才子役が誕生した。

里親のアンナにはセザール賞受賞女優のメラニー・ティエリー、夫役には『キャメラを止めるな!』(22)のリエ・サレム、実父のエディには『沈黙のレジスタンス ~ユダヤ孤児を救った芸術家~』(20)のフェリックス・モアティら実力派が出演。

フランス国内では、第36回ナミュール国際フランコフォニー映画祭俳優賞受賞、第14回アングレーム・フランス語圏映画祭で女優賞と審査員賞を受賞し、喝采を浴びた。

公開された特別映像は、アンナが「私をもう“ママ”と呼んじゃいけないの」と里子のシモンに語りかけるシーンから始まる。この子が実父がひきとられてしまう。愛する息子との別れを受け入れることができないアンナや、父親と里親の間で揺れ動くシモンの姿が映し出され、この先の展開に目が離せない映像となっている。

映画『1640日の家族』は7月29日(金)より全国公開。

作品情報
映画『1640日の家族』

生後18ヵ月のシモンを受け入れた里親のアンナと夫のドリス。2人の息子とは兄弟のように育ち、幸せな4年半が過ぎようとしていた。ところが、実父のエディからシモンを手元で育てたいと申し出が‥‥。突然訪れた“家族”でいられるタイムリミットに、彼らが選んだ未来とはーー。

監督・脚本:ファビアン・ゴルジュアール

出演:メラニー・ティエリー、リエ・サレム、フェリックス・モアティ、ガブリエル・パヴィ

配給:ロングライド

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2022年7月29日(金) 全国公開

公式サイト longride.jp/family