サウナの本場としても注目を高めている国、エストニアのカンフーでメタルな奇想天外ムービー、映画『エストニアの聖なるカンフーマスター』。この度、本作の全国公開が決定し、予告映像とポスタービジュアルが公開された。
エストニア×カンフー×メタルという斬新過ぎる要素の組み合わせが注目され、公開を待ち望む声が多く上がっていた本作が、ついに日本上陸。ポップカルチャーが禁じられたソ連占領下のエストニアで、カンフーと伝説的ロックバンド”ブラック・サバス”の音楽に熱狂する主人公が、周囲を巻き込みながらもカンフー修行の道を突き進む。
監督は、若くして「映画の神童」と呼ばれ、“エストニアのギレルモ・デル・トロ”ともいうべき奇才、ライナル・サルネット。日本では、監督を務めたダークファンタジー『ノベンバー』のスマッシュヒットが記憶に新しいが、モノクロの映像美が印象的だった前作とは打って変わって、メタルとカンフーに魅入られた青年の成長をカラフルな映像で描く。
主人公ラファエルを演じるのはエストニアの若き個性派俳優、ウルセル・ティルク。主人公が恋に落ちる女性リタには『Firebird ファイアバード』等、数々の映画やTVドラマにも出演する人気俳優であり、ライナル・サルネット監督とは『ノベンバー』以来のコラボレーションとなるエステル・クントゥ。また、音楽は国内外で活躍する音楽家、日野浩志郎が手掛けた。
公開された予告映像では、冒頭から主人公ラファエルが謎の修道士たちと出逢い「最強のカンフーを極めたい」と弟子入りを申し出る。ブルース・リーの『燃えよドラゴン』のポスターが貼ってある部屋でヌンチャクを振り回すラファエルと、突如現れた破天荒すぎる彼を見て「神の使いかも」と期待する修道士たち。そこで流れる激しいロックとともに、舞踏のごとく華麗に戦う達人たちが登場する。
ライナル・サルネット監督は、本作について「テーマは『自分自身、ありのままであれ』。自分に正直であればこそ、人は内面を成長させ、世の中を生きていける。」と語る。エストニアからやってきた、奇想天外・唯一無二の青春ストーリーに期待が高まる。
映画『エストニアの聖なるカンフーマスター』は、2024年10月4日(金)より全国公開。
国境警備の任に就く青年ラファエルの前に、3人のカンフーの達人が現れる。皮ジャンに身を包み、ラジカセでメタルを鳴らしながら宙を舞う彼らの前に警備隊は壊滅状態に。奇跡的生還を果たしたラファエルは、その日以降禁じられたカルチャーであるブラック・サバスの音楽やカンフーに熱狂するようになる。しかし見様見真似のカンフーでは気になった女性一人も射止めることができない。空回りの冴えない日々を送るラファエルは、ある時偶然通りかかった山奥の修道院で衝撃の出逢いを果たす。
監督・脚本:ライナル・サルネット
出演:ウルセル・ティルク、エステル・クントゥ、カレル・ポガ、インドレク・サムル
配給:フラッグ・鈴正
©Homeless Bob Production / White Picture / Neda Film / Helsinki Filmi
2024年10月4日(金) 新宿武蔵野館他 全国公開