『牯嶺街少年殺人事件』『ヤンヤン 夏の想い出』などのエドワード・ヤン監督が1996年に発表した『カップルズ』が4Kレストア版として蘇る。この度、『カップルズ』 4Kレストア版の予告映像が公開された。
没後20年近く経っても、その影響力の大きさが年を追うごとに増してきている名匠・エドワード・ヤン。そんなエドワード・ヤンの「新台北3部作」の第2作にあたる『カップルズ』は、『エドワード・ヤンの恋愛時代』と同じく90年代の台北が舞台でありながら、コメディタッチの前作と異なり、喜劇と悲劇が表裏一体となった傑作。その『カップルズ』が4Kレストア版として約30年ぶりに蘇る。
多彩な国籍の人間が割拠する90年代半ばの台北。レッドフィッシュをリーダー格とする4人組はお金も自由も愛も、思うがままに手に入ると信じている。ホンコンは女性をもてあそび、トゥースペイストはニセ占い師として稼ぐ日々。ある日、フランスからマルトという女性が台北にやってくる。新入りのルンルンはひそかにマルトに心を寄せ、彼らの関係が変化し始める。
この度公開された予告映像では、エドワード・ヤンを「最も敬愛する映画作家の一人」と語る濱口竜介監督が、「『牯嶺街少年殺人事件』の少年たちが成長し、『恐怖分子』の鋭利さと『恋愛時代』の軽みを併せ持つ映画をつくりあげた」「危険なる傑作」と絶賛するコメントを寄せている。
▼濱口竜介監督 コメント
『牯嶺街少年殺人事件』の少年たちが成長し、『恐怖分子』の鋭利さと『恋愛時代』の軽みを併せ持つ映画をつくりあげた。『カップルズ』における協和と不協和の絶え間ない交替とその滑らかさは、エドワード・ヤンのフィルモグラフィの中でも際立っている。危険なる傑作。
『カップルズ』 4Kレストア版は、2025年4月18日(金)よりロードショー。
多彩な国籍の人間が割拠する90年代半ばの台北。レッドフィッシュをリーダー格とする4人組はお金も自由も愛も、思うがままに手に入ると信じている。ホンコンは女性をもてあそび、トゥースペイストはニセ占い師として稼ぐ日々。ある日、フランスからマルトという女性が台北にやってくる。新入りのルンルンはひそかにマルトに心を寄せ、彼らの関係が変化し始める。決して後戻りのできないところまで。
監督・脚本:エドワード・ヤン
出演:ヴィルジニー・ルドワイヤン、クー・ユールン、チャン・チェン、タン・ツォンシェン、ワン・チーザン
配給:ビターズ・エンド
© Kailidoscope Pictures
2025年4月18日(金) TOHOシネマズ シャンテ、シネマート新宿 他にてロードショー