第94回アカデミー賞で、作品賞を含む主要3部門を受賞した、『コーダ あいのうた』のプロデューサーが手掛ける最新作、映画『デュオ 1/2のピアニスト』の日本公開日が決定し、合わせて特報映像が公開された。また、本作のオフィシャルサポーターを石丸幹二が務めることもあわせて発表された。
本作は、実在するフランスの双子の天才ピアニスト、プレネ姉妹の数奇な運命と人生をモデルに、難病により夢を奪われた双子姉妹の苦難と葛藤と成功の物語を描く。
プロデューサーは、『コーダ あいのうた』『エール!』『ふたりのマエストロ』などを手掛け、数々の感動のドラマを送り出してきたフィリップ・ルスレ。監督は、短編映画『216mois』でSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2014年審査員大賞にノミネート経験のある、フレデリック・ポティエ&ヴァランタン・ポティエ親子。監督であり脚本家でもある2人は親子で映画製作を手掛け、本作で見事な長編デビューを飾る。
双子の姉・クレールを演じるのは、Netflixシリーズ『エミリー、パリへ行く』で日本でも大人気のキャラクターで主人公の親友・カミーユ役のカミーユ・ラザ。双子の妹・ジャンヌを演じるのは、フランスの新星、メラニー・ロベール。双子姉妹の父親役にフランク・デュボスク、母親役にイザベル・カレ、双子姉妹のピアノ講師役にエリザ・ダウティらフランスの実力派俳優が集結する。
さらに、本作のオフィシャルサポーターを、主人公の双子姉妹と同じように舞台芸術に人生を捧げ、その圧倒的な歌唱力と演技力で音楽&演劇業界で活躍する石丸幹二が務めることが発表された。石丸は、幼少期からピアノ、トロンボーン、サクソフォーン、チェロ等を学び、東京音楽大学音楽学部でサックス、東京藝術大学音楽学部で声楽を専攻、劇団四季にてミュージカル『オペラ座の怪人』ラウル子爵役でデビュー。現在は、舞台、映像、音楽と幅広く活動、2017年より「題名のない音楽会」の司会を務め、クラシック音楽の若手演奏家らの紹介に努めている。本作の予告ナレーションも担当する石丸は「クレールとジャンヌが生み出す音楽は美しく、心に響きます。彼女たちの人生、ぜひ応援してください」とコメントを寄せる。
▼石丸幹二 コメント
とても人ごととは思えなかった。私だけでなく、きっと多くの方がご自分の人生に重ね合わせてご覧になるのではないでしょうか。大好きなものにずっと触れていたいという想い。それが発端となり、子供の頃から様々な試練を乗り越えていかねばならなくなる。その道のりの心理描写がとてもリアルで、胸が痛む場面が多々ありました。いっぽうで、苦難はどうやったら乗り越えていけるのか?という人間ならば誰しもが抱える悩み=「人生の向き合い方」についてもリアルに描いているんですね。だから、何かを目指している仲間同士で、あるいは、子供たちをサポートしているご両親にも観てほしい。共に考え、話し合うきっかけになるかと思います。クラシックの名曲が随所に流れてきます。“この曲、聴いたことある!”、“この旋律、弾いたことがあるな”と思い出すかもしれません。クレールとジャンヌが生み出す音楽は美しく、心に響きます。彼女たちの人生、ぜひ応援してください。
映画『デュオ 1/2のピアニスト』は、2025年2月28日(金)より全国ロードショー。
双子の姉妹クレールとジャンヌは、幼い頃からともにピアノに情熱を注いできた。父親からアスリートのような指導を受け、名門カールスルーエ音楽院に入学する。ソリストを目指し、2人のキャリアを左右するコンサートのオーディションに向けて練習に励む日々。しかし、クレールとジャンヌは自分たちの両手が徐々に不自由になる難病にかかっていることを知る。最悪の事態に直面しながらも、改めてピアノが人生のすべてであり、かけがえのない大切な存在だということに気づく。そして、絶対に叶えたい夢を2人で掴み取るため、家族に支えられながら、自らの運命を変えていく。
監督:フレデリック・ポティエ&ヴァランタン・ポティエ
出演:カミーユ・ラザ、メラニー・ロベール、フランク・デュボスク、イザベル・カレ、エリザ・ダウティほか
配給:シンカ、フラッグ
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2025年2月28日(金) 新宿ピカデリー 他 全国ロードショー