映画史が誇る孤高の映画作家カール・テオドア・ドライヤー監督の特集第2弾「カール・テオドア・ドライヤー セレクション vol.2」が開催される。この度、その予告映像とポスタービジュアルが公開された。
独創的で革新的な作品を生み出し、ジャン=リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーなど世界の巨匠たちから、ギレルモ・デル・トロ、ロバート・エガースら現代の先鋭まで、多くの映画人、映画作家たちに多大なる影響を与えている、デンマーク生まれの映画作家カール・テオドア・ドライヤー。
79年の生涯で長編14作品を発表したドライヤーは、人間、とくに女性の心の本質をフィルムで見つめ続け、モノクロームの世界を巧みに操り、新たな映画芸術の可能性を示し続けた。
今回の特集上映は、2021年に開催され好評を博した特集「奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション」の第2弾。
芸術家の愛と孤独、そして死を耽美的に描いたサイレント時代の名作『ミカエル』、ユーモアとリアリズムが融合したホームドラマで、フランスをはじめ世界で大ヒットした『あるじ』、そしてドライヤー初のサウンド映画であり、美しき幻惑の傑作ホラー『吸血鬼』の3作が新たに加わり、前回上映された『裁かるゝジャンヌ』『怒りの日』『奇跡』『ゲアトルーズ』の4作とあわせて全7作品のラインナップが揃う。
新たに加わる3作は、デジタルレストア素材からDCPを制作。一般劇場での公開は初めてとなる。
特集上映「カール・テオドア・ドライヤー セレクション vol.2」は、2023年12月23日(土)より全国順次開催。
2021年に開催され好評を博した特集「奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション」の第2弾。
【上映作品】
『ミカエル』
『あるじ』
『裁かるゝジャンヌ』
『吸血鬼』
『奇跡』
『ゲアトルーズ』
配給:ザジフィルムズ
© 2016 Friedrich-Wilhelm-Murnau-Stiftung
©1928 Gaumont
©Danish Film Institute
2023年12月23日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国順次開催
公式サイト dreyer2023