3年間におよぶ家族の実話を、主演に大泉洋を迎え月川翔監督が実写化する。この度、映画『ディア・ファミリー』の新予告映像が公開され、あわせて新キャストも発表された。
小さな町工場の経営者だった筒井宣政とその家族が、娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発を始め、その後、世界で17万人もの命を救うことになるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させたその秘話が映画化される。
この度、新たに発表されたキャストは6名。宣政を取材するテレビリポーター、山本結子役に有村架純。人工心臓の研究を続けている東京都市医科大学の教授で工学的なものづくり分野において豊富な知識を持つ宣政を受け入れサポートするが、人工心臓の実用化を巡る方針で宣政と対立する存在ともなる石黒英二役に光石研。東京都市医科大学の日本心臓研究所の研究で、技術者である宣政のアイデアと熱量に感銘を受け、昼夜問わず研究を重ねて臨床試験を目指そうとする佐々木肇役に、上杉柊平。
東京都市医科大学の日本心臓研究所の研究医で、佐々木たちと同じく宣政の存在に圧倒され、人工心臓の開発に向け行動を共にしていく柳玲子役に、徳永えり。学生に紛れて東大の医学講義を受けていた宣政が出会う博士で、医療界の法則、ルールなど、知識のない宣政の相談に乗る桜田純役に満島真之介。宣政の娘・佳美が入院している小児病室の隣のベッドで先天性心疾患と闘っていた少女の母親役で戸田菜穂が出演する。
【コメント】
▼有村架純
娘を救いたいというただ一つの思いが、カテーテルという計り知れない愛の形を導いた。この物語は奇跡という言葉では語りきれないように思います。私は坪井宜政さんを取材するリポーター役を務めさせていただきましたが、月川監督や大泉さん、菅野さんとまたご一緒することができてとても光栄でしたし、この物語に少しでも参加できたことを嬉しく思います。どうかこの作品が誰かの生きる力へとなりますように。
▼光石研
この「奇跡の実話」をスタッフ・キャストが強く共鳴し、映像化に向けて総力を上げて挑みました。大泉洋さんの、この映画にかける意気込みは凄まじく、僕自身、大泉さんとの対峙は緊張の連続でした。実は数年前、僕は脳動脈瘤で、そして昨年父が、大動脈の病気でカテーテルを使用し治療して頂き、大事には至りませんでした。筒井家の皆様の御努力で17万人が救われたと聞きました。父も僕もその1人です。本作は、そんな筒井家の皆様の愛の歴史です。色々な世代の方に観て頂きたいと思います!
映画『ディア・ファミリー』は、2024年6月14日(金)より公開。
ただ娘の命を救いたい‥‥。生まれつき心臓疾患を持っていた幼い娘・佳美は余命10年を突き付けられてしまう。「20歳になるまで生きられないだと‥‥」日本中どこの医療機関に行っても変わることのない現実。そんな絶望の最中、小さな町工場を経営する父・宣政は「じゃあ俺が人工心臓を作ってやる」と立ち上がる。医療の知識も経験も何もない宣政の破天荒で切実な思いつき。娘の心臓に残された時間はたった10年。何もしなければ、死を待つだけの10年。坪井家は佳美の未来を変えるために立ち上がる。絶対にあきらめない家族の途方もなく大きな挑戦が始まる‥‥。
監督:月川翔
原作:清武英利「アトムの心臓『ディア・ファミリー』22年間の記録」(文春文庫)
出演:大泉洋、菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽、上杉柊平、徳永えり、 満島真之介、戸田菜穂、川栄李奈、有村架純、松村北斗、光石研
配給:東宝
©2024「ディア・ファミリー」製作委員会
2024年6月14日(金) 公開
公式サイト dear-family