世界的な鬼才トッド・ヘインズ監督とマーク・ラファロ、アン・ハサウェイら実力派キャストの豪華タッグで贈る『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』が12月17日(金)より公開される。
2016年1月、ニューヨーク・タイムズ紙に、環境活動家でもある実力派俳優マーク・ラファロの心を動かした一本の新聞記事があった。そこには、米ウェストバージニア州の環境汚染問題をめぐり、ひとりの弁護士が十数年にもわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきた軌跡が綴られていた。ラファロはすぐに映画化に向け動きだし、自らトッド・ヘインズ監督にオファー。さらに、『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアン・ハサウェイ、『ミスティック・リバー』で同じくアカデミー賞助演男優賞を受賞したティム・ロビンスが集結。
公開された予告映像には、マーク・ラファロ演じる弁護士ロブ・ビロットの、巨大企業デュポン社を相手にした長く果てのない闘いの断片が描かれている。ロブを訪ねてきた農場主が持ってきたビデオテープには、巨大企業が隠し続けてきた水質汚染の実態が生々しく記録されていた。ことの重大さに気づいたロブは、無謀にも巨大企業デュポン社を訴えることを決意する。調査していく中で明らかになっていく原因不明の不調“テフロン風邪”や、立て続けに生まれる顔面奇形の子供・・・科学者も政府も抱え込んで隠蔽された真実を徹底的に追い求めていくが、ロブは突然痙攣し、倒れてしまう。「彼は負けない」と力強く答える妻役のアン・ハサウェイの姿や、「奴らは人としてやってはいけないことをした。許してはならん!」と声を荒げるティム・ロビンスの姿も描かれ、過酷な道のりの中、真実をひたむきに追求する姿が印象的な映像となっている。
全米を震撼させた衝撃の実話に基づく映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』は12月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国公開。
1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットが、思いがけない調査依頼を受ける。ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントは、大手化学メーカー、デュポン社の工場からの廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたというのだ。さしたる確信もなく、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めたロブは、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始める。デュポンは発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきたのだ。やがてロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏みきる。しかし強大な権力と資金力を誇る巨大企業との法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていく。
監督:トッド・ヘインズ
出演:マーク・ラファロ、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・キャンプ、ヴィクター・ガーバー、ビル・プルマン
配給:キノフィルムズ
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2021年12月17日(金) TOHOシネマズ シャンテ他全国公開
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