1969年のイタリア製ウルトラ・ポップ・アヴァンギャルド・セックス・スリラー、映画『男女残酷物語/サソリ決戦』の予告映像が公開された。
本作は、終わりなき男女の対決を描き、『華麗なる殺人』『バーバレラ』『女性上位時代』といった時代を象徴する作品に匹敵する内容ながら、50年以上もの間埋もれており、海外でようやく近年その存在と価値を発見された作品。日本ではこれまでほとんど誰にも知られることがなく、この度劇場初公開される。
音楽は『ベニスの愛』『夜行性情欲魔』『血みどろの入江』等を手掛けるイタリア映画音楽の巨匠ステルヴィオ・チプリアーニが担当。また、劇中には、フランスの芸術家ニキ・ド・サンファルによる作品≪ホン≫のレプリカが登場する。
この度公開された予告映像は、不気味な笑顔を湛えた銅像から始まり、ジャーナリストのメアリーと、慈善財団大幹部のセイヤーの出会いが描かれる。裏の顔を持っていたセイヤーはメアリーを秘密のアジトで監禁。ハイテク設備を用いられながら肉体的、精神的凌辱を受けるメアリーだったが、2人の関係性は思わぬ展開へ。
メアリーとセイヤーを演じるのは、『黄金の七人』『女性上位時代』『愛の嵐』の名優フィリップ・ルロワと、マリオ・バーヴァやルチオ・フルチ作品にも出演したドイツの女優ダグマー・ラッサンダー。
映画『男女残酷物語/サソリ決戦』は、2024年6月7日(金)より全国順次公開。
精巧な拷問技術の達人という裏の顔を持つ慈善財団大幹部セイヤーは、ジャーナリストのメアリーを拉致監禁、ハイテク装備満載の秘密のアジトで、想像を絶する肉体的、精神的凌辱の限りを尽くす。だが、言葉にできない恥辱を受けても微笑むメアリーはセイヤーの想像を遥かに超えていた。弱音を吐き始めるセイヤー。いま、洗練と野蛮が表裏一体の、性の対決がはじまる。
監督・脚本:ピエロ・スキヴァザッパ
出演:フィリップ・ルロワ、ダグマー・ラッサンダー、ロレンツァ・グェッリエリ、バロ・ソレリ、マリア・クマニ・クアジモド、ミレッラ・パンフィーリ
配給:アンプラグド
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2024年6月7日(金) 新宿武蔵野館・渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開